私はフーイー 幽books

恒川光太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784840148924
ISBN 10 : 4840148929
フォーマット
発行年月
2012年11月
日本
追加情報
:
251p;20

内容詳細

ヨマブリと胡弓の響き、願いを叶えてくれる魔物、ニョラの棲む洞窟、林の奥の小さなパーラー、深夜に走るお化け電車、祭りの夜の不吉な予言、転生を繰り返す少女フーイーが見た島の歴史と運命とは―。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    《風わいわい》や《トバムネキ》ほどではないが、心惹かれたのは《ヨマブリ》の存在とクーチョー(胡弓)で奏でられる弥勒節。クーチョーを手に島々を巡る隼人で連作も可能では。異界物として恒川さんらしさを感じたのは「クームン」「月夜の夢の、帰り道」性を描いて、異界より現実味のある怖さの「幻灯電車」「夜のパーラー」想像するとあり得そうな「夜のパーラー」は異界より現実の人間の怖さ。ただしボリビアの沖縄移民のこと等々、沖縄在住歴の長い恒川さんゆえ、色々な面で神経使ったように見受けられる。この物語、沖縄の方々はどのように→

  • onions55 さん

    表紙のフーイーの絵に惹かれて。沖縄怪談短編集。 得体の知れない怪物や、日常に溶け込んでいる狂気、輪廻転生の魂が宿る話など、過去や現在を行き来し、うすら暗くて独特な世界観に浸れました。洞穴に住む「ニョラ」とは何なのか。意識の世界だけに存在するのか、読んでてアタマが混乱し始めました。(^^;; どれが現実で妄想で嘘か本当か、、 沖縄の方言も、恒川さんの手にかかると、なぜか不気味めいて聞こえました。未知の世界は、やっぱり怖いなぁと。当分、無人島には近づきたくないです。けれど、この本はまた読みたいです(^ ^)

  • 財布にジャック さん

    沖縄が舞台の世にも不思議な短編集でしたが、恒川さんが書かれると妙にリアルで、なんだか創られた世界だとは思えなくて、読んでいる自分までもがあちらの世界へ引き込まれてしまいそうで怖かったです。表紙も夜見ると怖いので、机の上に置く時は、伏せておきました。でも、怪談とはいえ夜寝られなくなりそうな怖さとはちょっと異質なので、ホラー苦手な方でもお勧めは出来そうです。

  • みっちゃん さん

    私は北国育ちで、沖縄に行った事もないので、こんな不思議な存在が生まれる文化や風土って、どんなものかな?と想像するしかありません。私には時々意味が「?」の沖縄の言葉で語られるので、目の前で車座になって語るのを聞いているようでした。躊躇する事なく人を殺してしまう登場人物が多いのは、その前から既に魔に魅入られているのか、これらの存在は人の心で生まれるのか…一番面白かったのは【月夜の夜の、帰り道】古来より描かれてきたSFのテーマに魔という要素を加えると、こんなに妖しく新鮮なものになるとは!ラスト3行が良い!

  • bannai さん

    沖縄怪談ということで理由もなく少し敬遠していたのですが、読んでみたら、やはり面白い。食わず嫌いは良くないでと思いました。「クームン」「私はフーイー」が好きです。「夜のパーラー」は登場人物が実在しそうで怖いです。弥勒節を聴きながら読むと臨場感が増しますね。 https://www.youtube.com/watch?v=N6aRTBOh5Cc

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人物・団体紹介

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恒川光太郎

1973年東京都生まれ。2005年本作で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補となる。続く『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(角川文庫版は『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞

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