記憶の切繪図 七十五年の回想 ちくま学芸文庫

志村五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480510754
ISBN 10 : 4480510753
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

300年以上の超難問であった「フェルマーの最終定理」が1995年A.ワイルズによって解決された。その際多大な貢献をしたのが「志村予想」であった。志村多様体論や高次虚数乗法論で知られる世界的数学者・志村五郎の自伝的随想。幼少期、学生時代、プリンストンでの研究生活、さまざまな時代の追想を交え75年の人生におけるエピソードを時に辛辣に、時に滋味深く綴る。特にアンドレ・ヴェイユ、カール・ジーゲル等、数学者との交流と評価、「志村予想」への自身唯一の言及は興味深い。

目次 : 切繪図の世界/ 茶色のランドセル/ 宇宙の構造/ 子供の悩み/ 中学では/ 終戦前後/ 死について/ いかに学んだか/ 邪念と〓慢/ 大学の三年間/ 数学者としての出発/ 教える身になって/ フランスでは/ プリンストン研究所では/ 東京に帰って/ 大坂での一年/ 再びプリンストンに/ なぜあの文章を書いたか/ 所かわれば/ ユー・ウィル・ファインド・アウト/ 向う側/ 方程式を解くとは/ 知の継承が生む創造力/ あの予想

【著者紹介】
志村五郎 : 1930年静岡生まれ、東京育ち。1952年東京大学理学部数学科卒業。東京大学助教授、大阪大学教授。プリンストン高等研究所を経て、1964年プリンストン大学教授。同大学名誉教授。アーベル多様体の虚数乗法論の高次元化、アーベル多様体のモジュライ理論とモジュライに対応するCM体上のアーベル拡大を記述する保型関数を構成し、志村多様体論を展開。アメリカ数学会コール賞(数論部門)、アメリカ数学会スティール賞(生涯の業績部門)、朝日賞、藤原科学財団藤原賞他受賞。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 三日坊主 さん

    作家による創作かと思うほど個性的な著者。すがすがしいほど率直で遠慮がない。実生活で知り合いになる機会があったとして近づきたいかというと躊躇される。著作を通じてこうした人物の観察に接することができるのはありがたい。

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