光のそこで白くねむる

待川匙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309039381
ISBN 10 : 4309039383
フォーマット
出版社
発行年月
2024年11月
日本
追加情報
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確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

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読書メーターレビュー

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  • シャコタンブルー さん

    十年ぶりに訪れた故郷で「わたし」の記憶が甦る。崖と坂に囲まれた町で過ごした日々それは「加害者」としての痛み苦しみ悲しみの思い出だ。幼馴染のキイちゃんとの会話では二人の記憶が全く異なる。その奇妙な食い違いが得体の知れない怖さと面白さを醸し出している。もはや何が真実で何が嘘かは些細なことのように思えてくる。霧の中で彷徨いながらもその状況を楽しんでいるような気持にもなった。白くねむるものそれは恐竜の化石だろうか、それともキイちゃんの・・

  • かみぶくろ さん

    3.7/5.0 ぼんやりとした一人称で話が進むが、途中からわたしをおまえと呼ぶ人物が登場し、掛け合いをしながら過去の話が語られる。ただわたしの記憶は曖昧で、誰が本当に存在しそもそもわたしは誰でその認識は正しいのか、すべてが不確かなままである。郷里の舞台設定もどこか彼岸を思わせ、また曖昧に語られるエピソードも暴力と死の気配を漂わせており、不穏な世界観が構築されている。あまり経験のない読み口で、興味深かった。

  • よこたん さん

    “それから、あなたのことを思いだした。” 立ち止まったままのような日々が、特異な出来事が引き金となり、ながらく離れていた故郷を訪れることに。探すのはキィちゃんの墓。わたしとあなた、おまえとおれ、キィちゃんにゆっくりと近づいていくような対話は、絶妙な視点のズレと揺らぎで進む。何が実際にあったことで、何が思い込みなのかもはや定かではない。骨を見つけることで答えは見つかるのだろうか。読んでいて、体温と血圧が下がるような感覚に陥った。寂寥感いっぱいで、楽しくも好きでもないのに、不思議に心に居座られる感覚があった。

  • いっち さん

    主人公は、東京の土産屋でバイトしてるが、店が無期限休業することになり、失業する。失業直前にもらった7万円で、幼馴染の墓参りをするため、10年ぶりに帰郷する。幼馴染の死の原因はわからなかった。幼馴染の墓へ行く途中、主人公は幼馴染と脳内会話をする。脳内会話で物語を成立させる作者の文章力は圧巻だった。ただ、主人公と幼馴染の言い分が合わず、わからないことばかりなので、結局どうだったのか判断できないのは残念だった。幼馴染のあだ名しかわからず、名字も名前も顔もわからないのに、果たして墓参りに行くだろうか、疑問だった。

  • disnoX さん

    △。どれだけ読んでも、このタイプの文学はわからない。リズムが良いでもなく、表現が上手いでもなく、言葉選びが面白いでもなく、写真でも撮るようにひたすら描写し続けるだけのようで、どこに美しさが現れているのか全然読み取れない。この描写の中に何かを見出せるのかもしれないが、上から下まで描写続きでは、何かを見出せるだけの集中、没入を保てず、またよく分からない小説を読んでしまったという感じ。ただ賞をとる以上は少なくとも選考委員らはこれに刺激を受けているということだろうから、それを知りたくて探求している。

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