茨城怪談 竹書房怪談文庫

影絵草子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801935235
ISBN 10 : 4801935230
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
223p 15cm(A6)

内容詳細

首都圏でありながら数多の土俗的怪異が今も息づく茨城県のご当地怪談集。診療所の玄関に佇む此の世の者とは思えぬ不気味な男「魚とおじさん」、心霊スポットの廃墟で暴れた男性に還る絶望の因果「ホワイトハウス・引いてゆく」、牛久大仏をはじめ全国の大仏を巡る友人に迫る怪異「後光」、戦慄とともに訪れる異形の獅子舞「黒獅子」、一族の災禍を背負わす…県北部の家に伝わるおぞましい風習「鳥籠のなかの女」など、現代恐怖譚に加え土地や家の怪しい因習にも迫る72篇!不可解で異質―常総の昏き深淵を覗く勇気はあるか。

目次 : 消失 常陸太田市/ 袋田の滝・心霊ファーストコンタクト 大子町/ 魚とおじさん 北茨城市/ 幽霊トンネル 笠間市/ ちゃぶしたうわばき 茨城県南部/ 牛久沼の河童 牛久市・龍ヶ崎市/ 屋根裏の河童 茨城県央/ 蛇沼のヌシ 龍ヶ崎市/ ししおろし 茨城県央/ さがす夢 守谷市〔ほか〕

【著者紹介】
影絵草子 : 埼玉県生まれ茨城県育ち。趣味は怪談収集とホラー映画鑑賞。幼少期より怪談を収集し、数にして1000以上。主に人間の狂気や悪意、情念渦巻く怪談を好む。怪談師“マシンガンジョー”としても活動。怪談最恐戦をはじめとする様々な賞レースやイベントにも参加し、執筆だけでなく語りにも飽くなき魂を捧げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えみ さん

    まるで誰の目にもその存在が認識できないかのように、図書館の新刊コーナーにぽつんと置かれていたこの本。何気なく手にとりそのまま借りてきた。雨の夕暮れ時、さっそく本を開く。すると、本の間から消しゴムの滓のようなものがバラバラと落ちてきた。夏も近いし、どこかで話のネタにする為にメモしたのかな?と微笑ましい気持ちで読みはじめ、あと数話で終わるというところで私のスマホが鳴る。画面には図書館の文字。電話に出ると、「登録していない本を貸し出してしまいました」とのこと。…誰も読んでいない本、一体何が零れてきたのだろうか。

  • 眠る山猫屋 さん

    地元にも怪談は幾つも潜んでいるのだなぁ。もっと戦争絡みの話が出てくるかと思ったが、筆者さんが仰有る通り、地元ならでは、という話はなかなか無い、心霊スポットにまつわる話はそれとして。茨城県には実は廃病院(特に精神科かな?)は結構あるようで、そこは廃屋のままではなく、むしろ施設に再生されているケースもあるようだ。この本では連綿と続く家系の呪いが怖かったかな。比較的怖さは低いが、怪談に丁寧に向き合う姿勢が好印象。

  • ピンガペンギン さん

    関東地方であるが、内陸部には農業地帯があり、多様な顔を持つ茨城県。そこで成長した著者が子どもの頃からコツコツと集めた実話系怪談集。農作業をしているおばあちゃんやおじいちゃんに話を聞くことが多い(あとがき)という。風習モノ「鳥籠のなかの女」「いしゃらさん」などが特に印象的だった。実直そうな語り口(過剰に装飾するのを控えてるように思える)で、好印象だった。何冊か怪談本を読んで、同じようなジャンルでも作者の個性がかなり感じられるものだなと思った。面白かったです。

  • 澤水月 さん

    茨城に人縁あるもので購入。山も海も川も都会ぽさもある地だが「ザ・ご当地」はあまりないと著者書く通り、茨城県内ではないものも散見されるが、一生懸命頑張って書いているのが伝わる(竹さん、一校戻しもないのでしょうかという状態だが…)。自分の見聞では県北県央県南で文化違い、喪の在り方も相当ハードコアだった(「“組うち”の習わし」強かったり土着的儀式あったりした)ので得心いく描写も。グゼ、葬式に訪う者が心に残った

  • とびを さん

    超短編集って感じ。 p222 怪談は「ナマモノ」です。だから、放っておけば腐ります。腐る前に誰かが聞いて、それを形に残す必要があります。それがせめてもの《供養》だと信じています。

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影絵草子

怪談師、怪談作家。イベント企画主宰。怪談師マシンガンジョーの名も持つ。2018年より活動を開始、幼少期より集めた怪談は1,000以上。体験者が実際に存在する怪談のみを集めることをモットーとし、日常的な都市部の現代怪談から土地にまつわる風習怪談までジャンルも多岐に渡り収集している。2024年4月に初怪

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