CD 輸入盤

ニュー・ミュージック弦楽四重奏団/コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション(10CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19075925432
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


わずか8年間だけ存在した幻のカルテット「ニュー・ミュージック弦楽四重奏団」の
コロンビアへの全録音を網羅した10枚組ボックス・セット。室内楽ファン垂涎の名演が鮮やかに復活


全曲世界初CD化、完全生産限定

1948年から1956年までのわずか8年間。ニュー・ミュージック弦楽四重奏団(NMSQ)が演奏活動を行ったのはそれだけですが、この短期間の間に「それまでに比肩するものがなく、それ以後も凌駕することのできなかった、弦楽四重奏演奏のスタンダードを完全に確立した」(『モントリオール・ガゼット』紙、1969年)と評価されています。NMSQは、アウアーに学んだヴァイオリンのブローダス・アール[1918-1977](NMSQ解散後日本を訪れ、日本フィルのコンサートマスターを務める傍ら、桐朋学園短期大学でも教鞭を執り、小澤征爾などを指導)によって結成されました。ヴィオラはドイツ生まれのヴィオラ奏者ワルター・トランプラー(カシュカシアンや今井信子などを指導)、チェロはクラウス・アダムが1955年まで、アダムがジュリアード弦楽四重奏団のチェリストとなってからはデイヴィッド・ソイヤーが加わり、第2ヴァイオリンはやはり現代音楽の解釈で名を馳せた名手マシュー・レイモンディが担っていました。
 NMSQは1949年からコロンビア・レコードに録音を開始し、1955年までの約6年間に彼らが残したLPは批評家からは絶賛されたにもかかわらず、長くカタログには残らず、CD化も忘れられていました。今回の10枚組のボックス・セットは、彼らの演奏を収録したコロンビアへの全LPを、オリジナル・カップリングによって収録し、そのほとんどの音源は世界初CD化となります。
 NMSQのコロンビア録音は、ボッケリーニ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーン、ヴォルフから、現代アメリカを代表する作曲家まで多岐にわたっています。最も初期の録音は1949〜51年に収録された、ヴァージル・トムソン、ルー・ハリソン、ダグラス・ムーア、ワリングフォード・リーガー、アラン・シュルマン、ジョン・ケージらによる作品から始まっています。著名な評論家アルフレッド・フランケンシュタインは、『ハイ・フィデリティ』誌で次のように書いています。「トムソンのスターバト・マーテル(有名なメゾ・ソプラノ、ジェニー・トゥーレルが参加)は、彼の最も柔らかく繊細で控えめな、感動的な作品だ。 ハリソンの「弦楽四重奏のための組曲」はポリフォニーと古典作品形式の実験でもあり、9番目に最も古典的でないカノンがあり、穏やかな作品に多様性を加えている。 …クラリネットと弦楽のための五重奏曲(クラリネットはデイヴィッド・オッペンハイム)は、このシリーズで代表される作曲家の中では最も「現代的」な作品とはいえないが、和声の多彩な変化の美しさ、そして彼の厳格な形態感覚がうかがえよう。リーガーの弦楽四重奏曲は、このシリーズの中で最も雄弁で、高尚で、大規模なアンサンブルの作品だ。」
 1955年録音のボッケリーニの弦楽四重奏曲は、「音が魅惑的で暖かく推奨に値する演奏」(『ハイ・フィデリティ』誌)と高く評価され、モーツァルトやシューマン、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲でも、彼ら独自の解釈による画期的な演奏が繰り広げられています。
 全ての音源について、オリジナル・アナログ・マスターより、24bit/192kHzリマスターが行われております。各ディスクは初出当時のレーベル・デザインでプレスされ、初出LPのデザインによる紙ジャケットに封入され、詳細な録音データを掲載した40ページのオールカラー・ブックレットとともに、厚紙製クラムシェル・ボックスに収容されています。

※初出LPのオリジナル・カップリングを踏襲しているため、ニュー・ミュージック弦楽四重奏団による演奏でない作品も収録されております(Disc1,3,9)。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ヴァージル・トムソン:ソプラノと弦楽四重奏のためのスターバト・マーテル

 ジェニー・トゥーレル(ソプラノ)
 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1951年4月17日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● ヴァージル・トムソン:キャピタル・キャピタルズ

 ジョゼフ・クロフォード(テノール)、クライド・S・ターナー(テノール)
 ジョゼフ・ジェイムズ(バリトン)、ウィリアム・C・スミス(バス)
 ヴァージル・トムソン(ピアノ)
 録音:1951年5月11日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● ルー・ハリソン:チェロとハープのための組曲

 シーモア・バラブ(チェロ)、ルーシー・ローレンス(ハープ)
 録音:1951年2月16日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● ルー・ハリソン:弦楽四重奏曲のための組曲第2番

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1951年5月9日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc2
● ダグラス・ムーア:クラリネット五重奏曲

 デイヴィッド・オッペンハイム(クラリネット)
 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1950年10月24,25日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● ワリングフォード・リーガー:弦楽四重奏曲第2番Op.43

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1950年10月2日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● アラン・シュルマン:クラリネット、ハープ、弦楽四重奏のための『Mood in Question』
● アラン・シュルマン:クラリネット、弦楽四重奏のための『Rendezvous』

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1949年5月31日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc3
● ウォルター・ピストン:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

 アレクサンダー・シュナイダー(ヴァイオリン)、ラルフ・カークパトリック(チェンバロ)
 録音:1951年2月20日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● ジョン・ケージ:4部の弦楽四重奏曲

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1951年6月27日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc4
● フーゴ・ヴォルフ:イタリア風セレナード
● フーゴ・ヴォルフ:弦楽四重奏曲ニ短調

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1953年10月8,9,13,14日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc5
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1954年1月7,8、3月10日、5月27,28、6月3,4日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc6
● シューマン:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.41-2
● シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41-3

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1954年12月20,21日、1953年4月23日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc7
● ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ロ短調 Op.58-4, G.245
● ボッケリーニ:弦楽四重奏曲変ロ長調 Op.2-2, G.160
● ボッケリーニ:弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.53-1, G.236
● ボッケリーニ:弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.58-2, G.243

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1955年5月11,19日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc8
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第2番ニ長調 K.155/134a
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156/134b
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第4番ハ長調 K.157
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番ヘ長調 K.158

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1955年1月19,21日、4月6日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc9
● ロジャー・セッションズ:弦楽四重奏曲第2番

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1955年5月12日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

● コリン・マクフィー:ピアノと管楽八重奏のための協奏曲

 グラント・ヨハネセン(ピアノ)、カルロス・スリナッチ指揮、管楽八重奏団
 録音:1955年2月22日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc10
● ジェローム・ローゼン:弦楽四重奏曲第1番
● イルハン・ウスマンバシュ:弦楽四重奏曲

 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団
 録音:1955年5月12日、1956年6月18-20日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

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