CD 輸入盤

ジュリアード弦楽四重奏団/コンプリートRCAレコーディングズ(11CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19075863412
組み枚数
:
11
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


カルテット・ファン必携!
ジュリアード弦楽四重奏団第2期の充実を鮮烈に刻印した
RCA録音の全貌が世界で初めて集大成される
11枚組のボックス・セット。完全生産限定


2018年2月に発売した11枚組のエピック録音集成ボックス(1956年、1962〜1966年録音)に続き、1957年から1960年にかけてのステレオ移行期に、コロンビアと並ぶアメリカの2大メジャー「RCA」に移籍して録音した11枚分のアルバムの全貌が「コンプリートRCAレコーディングズ」として待望のボックス・セット化されます。しかもLP4枚分はオリジナル・アナログマスターより24bit/192kHzリマスターによる世界初CD化です。
 1946年にニューヨークのジュリアード音楽院の校長だった作曲家、ウィリアム・シューマンの提唱により、ジュリアード音楽院の教授らによって結成された「ジュリアード弦楽四重奏団」。1950年からコロンビア・レコードにバルトークとシェーンベルクの弦楽四重奏曲全曲など、折しも実用化されたばかりのLPの長時間再生特性を生かした録音を行ない、その鮮烈な演奏でレコード・ファン/室内楽ファンの大きな注目を集め、第2次大戦後の弦楽四重奏団という芸術形態に新たな方向性を示したのでした。
 1957年のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンというクラシカル・レパートリーの録音を皮切りにコロンビアのライバルだった「RCA」に移籍し、1960年にかけてのステレオ移行期の4年間に極めて重要な録音を残しています。彼らのクラシカル・レパートリーの根幹となるベートーヴェンが6曲録音されたほか、ハーシェル・レヴィットのイラストが鮮烈な印象を与えたシューベルトの『死と乙女』、ドビュッシーとラヴェルの第1回録音、そして「20世紀音楽はジュリアード」という路線を継承するベルク『抒情組曲』、ヴェーベルン、そしてW.シューマンとエリオット・カーターなど、彼らがこの後築き上げていくレパートリーの多様性のエッセンスを見るかのような選択がなされています。
 メンバーも創立メンバーのロバート・マン(第1ヴァイオリン)、ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)のほかは、第2ヴァイオリンがロバート・コフからイシドア・コーエンに移行し、チェロがクラウス・アダムに代わっていた第2期で、当初の鮮烈な現代音楽のスペシャリストという枠を超えて、古典派やロマン派の作品を積極的に取り上げ、弦楽四重奏団としての最初の頂点を極めた時期に当たっています。まるで眼前で4人が火花を散らして弾いているかのような生々しいサウンドは、当時コロンビアよりも定評のあった「RCA」ならでは。1959年の『死と乙女』以降は「リビング・ステレオ」のロゴを付してリリースされたステレオ録音で、日本でも1961年の「世界音楽祭」での初来日の時期と重なり、彼らのイメージを日本の音楽ファンに定着させた名盤ぞろいです。ラヴェルとドビュッシー、ベルクとヴェーベルンは日本のBMGからCD化され、またテスタメントからはCD4枚分がCD化されていましたが、その全貌が一つにまとめられてCD化されるのは今回が初めてです。
 各ディスクは、アメリカ初出盤のオリジナルLPジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに収納され、厚紙製クラムシェル・ボックスに収容されます。40ページのオールカラー・ブックレットには、詳細な録音データを含むトラックリスト、アーティスト写真と新規ライナーノーツが掲載される予定です。
 BOX Size: L 13.5 cm x W 13.5 cm x H 3.3 cm(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
1. 弦楽四重奏曲第14番ト長調 K.387
(録音:1957年5月22日)
2. 弦楽四重奏曲19番ハ長調 K.465『不協和音』(録音:1957年5月1,16,17日)

Disc2
ハイドン:
3. 弦楽四重奏曲第72番ハ長調 Op.74-1, Hob.III:72
(録音:1957年5月23,24日)
4. 弦楽四重奏曲第81番ト長調 Op.77-1, Hob.III:81(録音:1957年5月24,27,28日)

Disc3
ベートーヴェン:
5. 弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』
(録音:1957年12月9,11,13日)
6. 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2(録音:1957年11月25,29日、12月4日)

Disc4
7. シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
(録音:1959年2月5,6日)

Disc5
8. ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10, L.85
(録音:1959年5月7,8日)
9. ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調 M.35(録音:1959年5月18,21日)

Disc6
10. エリオット・カーター:弦楽四重奏曲第2番
(録音:1960年10月27,31日)
11. ウィリアム・シューマン:弦楽四重奏曲第3番(録音:1958年3月28,31日)

Disc7
12. ベルク:抒情組曲
(録音:1959年5月26日)
13. ヴェーベルン:弦楽四重奏のための5つの断章 Op.5(録音:1959年9月23日)
14. ヴェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9(録音:1959年9月23日)

Disc8
15. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
(録音:1960年5月28日)

Disc9
ベートーヴェン:
16. 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』
(録音:1960年4月6,7日)
17. 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135(録音:1960年10月24,25日)

Disc10
18. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第11番 Op.61, B.121
(録音:1959年5月14,15日)
19. ヴォルフ:イタリア風セレナード(録音:1959年5月21日)

Disc11
20. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
(録音:1959年9月25,28日)

 ジュリアード弦楽四重奏団
  ロバート・マン(第1ヴァイオリン)
  ロバート・コフ(第2ヴァイオリン:Disc1-3)
  イシドア・コーエン(第2ヴァイオリン:Disc4-11)
  ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)
  クラウス・アダム(チェロ

 録音方式:モノラル(Disc1-3)、ステレオ(Disc4-11)/セッション
 世界初CD化(1,5,16,17,18,19,20)

ユーザーレビュー

総合評価

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