銀獣の集い 廣嶋玲子短編集

廣嶋玲子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488028190
ISBN 10 : 4488028195
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;20

内容詳細

銀獣とは、石の卵から生まれる半人半獣の存在。富豪石渡征山が五人の男女に言い渡したのは、一年後に最も優れた銀獣を連れてきた者に財産を譲るというものだった、『銀獣の集い』。故郷で罪をおかしたヨキは、孤島の灯台守として五年を過ごすことになるが……、『咎人の灯台』。黄金館で母親と暮らすキア。だが、幸せな暮らしには秘密があった、『茨館の子供達』。全3編を収録。『銭天堂』『妖怪の子預かります』で大人気の著者の短編集。

【著者紹介】
広嶋玲子 : 神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞し2006年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 美紀ちゃん さん

    橋 賢亀(はしかつかめ)さんのイラストが美しい。短編集、3つ。 「銀獣の集い」教訓たくさん。人の話はちゃんと聞かないと。慎重に。失敗してから焦っても何も残らない。大切なものなら尚更ゆっくり考えて丁寧に育てないと。 「咎人の灯台」ヨキは真面目なんだね。愛を貫いた。というか、愛の呪いから抜け出せなかった。 「茨館の子供達」太陽の光が苦手って吸血鬼みたいな魔女だね。怖おもしろかった😃

  • よこたん さん

    “銀獣。石の卵から生まれ、主人となる人間の想いを受けて、その姿を成長させるもの。”“人間と獣が合わさったかのような不可思議で美しい姿と、主人に忠実な性質…” 謎めいて容易くは手に入れられない美しく輝く卵。主人の望みを映す鏡のような存在の銀獣。願望が、欲望へと、野望へと大それた形に膨れ上がり、狂気を孕み、そして悲劇へと誘われる。廣島さんの『青の王』のシリーズがとても好みだったので手に取った。作品三編共に、ダークな佇まいのおとぎ話といった印象。挿絵も不気味。結末は霧の中のようにぼやけたままで、胸に余韻を残す。

  • ぽろん さん

    ファンタジー短編集。表題作の銀獣の集い。もし、自分が銀獣の卵を貰ったら、うちのぽろんそっくりの銀獣になって制御不能に陥入るに違いない!二篇目の咎人の灯台が一番、私は好き。三篇目の荊館の子供達は廣島版グリム童話というところでしょうか。三篇とも心の闇がじんわり忍び寄る。面白かったです。

  • Nyah さん

    廣嶋玲子さんの世界にどっぷり。大人の童話。『銀獣の集い』大富豪石渡征山が五人の縁者男女に、一年後に最も優れた銀獣を連れてきた者に全財産を譲ると伝える。銀獣は石の卵から生まれ、生物と鉱物の中間の存在で不可思議で美しく、主人に忠実。『咎人の灯台』故郷で幼馴染の彼女に裏切られ罪を犯したヨキは、償う為孤島の灯台守となる。そこにきたヒナ‥。『茨館の子供達』黄金館で母と暮らすキア。夜の外出禁止、茨の生垣の外に出てはいけない。夜は母の側にいること。地下室には行ってはいけない。この条件が破られると全て壊れる。

  • あおでん@やさどく管理人 さん

    表題作は1日で読んでしまうほど引き込まれた。銀獣を通して、登場人物たちの心の奥底にあるものが映し出されていく。自分だったらこう育てたい…というものはあるが、そもそも声をかけてもらえない気がする。残り2作も、物語の進行とともに登場人物の本心が見えてくる。世界観こそ現実から離れているのがファンタジーだが、描かれている人間が抱えている者は現代を生きる我々とそこまで変わらないのではないかと思えてくる。

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