回廊の陰翳

広川純

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163287904
ISBN 10 : 4163287906
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
追加情報
:
20cm,360p

内容詳細

琵琶湖疏水・墨染発電所に浮かんだ死体。親友の死の謎を追う若き僧侶、そして警察には国宝級の仏像の不正売却を告発するタレコミが…。京都に君臨する巨大宗派の闇を暴く、新・社会派ミステリー。

【著者紹介】
広川純 : 1946年8月26日京都府京都市生まれ。69年名城大学法学部卒業。会社勤務を経て、86年に保険調査会社へ転職し88年に独立する。2006年に「一応の推定」で第十三回松本清張賞受賞。映像化されるなど、大きな話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • RIN さん

    初読みの作家さん。デビュー作『一定の推定』が好評らしかったので読んでみたが、内田康夫さんっぽい。それも2時間サスペンスそのものっぽい。読みやすいし主人公も正義感が強く純粋でいい人で浅見光彦みたいだしほんわか路線は心穏やかに読める。京都の街歩き寺巡りしたくなる文章力はさすが。せっかく舞台を既存仏教に設定したのだから、内幕暴露のリアリティがもう少し欲しかったかも。『一定の推定』は未読なので読んでみるつもり。

  • たこやき さん

    文章そのものは読みやすいし、お人好しだけど正義感の強い主人公・賢了も受け入れやすい。ただ、色々と蘊蓄は散りばめているものの、物語、事件に直接関与しているとは言い難く、仏教界を舞台にした、というのもあまり活きていない。変な言い方だが、仏教の宗派、というのを、華道や茶道の家元、とかに直すと、そのままベタな2時間ドラマになるような……。もう少し、この作品ならでは、の売りが欲しい。

  • mami さん

    刑事さんがあんなに情報喋っちゃったら危険。宗教界をテーマに据えるなんて面白いと思ったけれど、例えフィクションでも書けないことはいっぱいありそう。思ったよりその世界に踏み込めていない感あり。

  • tora さん

    謎解きミステリーとしては貧弱な構成だが、社会派ミステリーとして読む分には面白かった。仏教界の拝金主義等については特段目新しさはないが丁寧なストーリーで分かりやすく読むことが出来た。「仏陀は苦しくてもそれをはねのけて生きることを教えた」のだが誰にでも小乗仏教の教えと仏道に進めるわけではないところが大変なところだと思う。自分にはできないだろうな。。。

  • うづき さん

    社会派ということなので重くて暗くてを覚悟していたのだけど、謎解きに比重が置かれていて読み易かったです。そんなに社会派という感じもしない。二時間ドラマに向いている。巨悪は巨悪なんだけど結局皆普通にいい人というか、坊さんっぽい擦れてなさかな。それだけにあっさりしすぎている。もっと人物について掘り下げた書き込みが欲しかった。仏教界という題材も面白いのに勿体ない。

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広川純

1946年京都府生まれ。69年名城大学法学部卒業。会社勤務を経て、86年に保険調査会社へ転職し88年に独立。2006年に『一応の推定』で、第十三回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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