滴り落ちる時計たちの波紋

平野啓一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163230504
ISBN 10 : 4163230505
フォーマット
出版社
発行年月
2004年06月
日本
追加情報
:
20cm,295p

内容詳細

21世紀のザムザが語る「最後の変身」から、メタフィクション「バベルのコンピューター」まで、小説の企て、文学の可能性がぎっしり詰まった恐るべき作品集。著者が何をしようとしているかを明かす9篇。

【著者紹介】
平野啓一郎 : 1975年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。99年、大学在学中に投稿した『日蝕』で第120回芥川賞を当時史上最年少で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kumiko さん

    一見「ちょいと気分転換」とは対極にあるような短篇集。しかしあまりに巧みな心理描写に引き込まれ、「ありふれた日常の中にいながら全く別の空間を彷徨う」ような感覚にさせられた。ある時は借金で首が回らなくなった女に。ある時は校区外の海まで自転車で冒険する小学生の兄弟に。そしてある時は父親を亡くし葬儀を終えた男に。「初七日」において、この父親の戦争体験の回顧シーンがとても印象的。戦地から引きげてすぐの父を知っている長男と知らない次男では、父そのものの印象が全く違う。自分自身の兄弟においても言えるのかも、とふと思う。

  • アボット さん

    9つの短編集。小ドラマのようであったり、平野氏が朗読しているようであったり、残酷だったり「聖セバスチャン」の絵画を彷彿とさせていたり…一遍一遍が異世界だった。「バベルのコンピューター」は難しくてよくわからなかった。「最後の変身」ではずっとカフカの「変身」が出てきて役割と本当の自分についての事や、そしてネット世界を通して現実と異空間の差や 分人主義の片鱗を垣間見れたように感じてしまったが、どうなのだろう。

  • 山田ケンタ さん

    この小説集があまりに人に読まれていないのは、心底不憫である。何度目かの再読。

  • mako さん

    いろいろな書き方が試みられており、守備範囲の広さは驚嘆もの。ただ、読み手の力不足でついていけない作品もあった 。

  • ままちよ さん

    波打つ磯の幼い兄弟が一番印象に残っています。最初っから、大丈夫かなと心配しながらドキドキ読み進めていき、最後はどうなったのでしょうか?初七日も、みんなの気持ちがが丁寧に描かれていてよかった。 他の書評で最後の変身が一番よかったって書かれていて楽しみにしていたけど、私は苦手でした。 これで、平野啓一郎制覇でーす!!新作待ってます

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人物・団体紹介

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平野啓一郎

1975年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』で第120回芥川賞を受賞。著書に、『一月物語』『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『あなたがいなかった、あなた』『決壊』などがある。『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

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