演劇のことば 岩波現代文庫

平田オリザ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006022419
ISBN 10 : 4006022417
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
189p;15

内容詳細

日本の現代演劇をリードする著者が、演劇での言語と身体表現との関わり、小説、詩歌とも違う演劇特有の言葉の問題に向かい合い、演劇の言葉の可能性を探る。演劇で発せられる言葉(台詞)とは、どうあるべきかという難問と闘ってきた劇作家、演出家の苦闘を、明治初期の西洋演劇の受容期から、戦後の三島由紀夫にいたるまで、実作者の立場から観た近代日本演劇史として自在に語る。“ことば”とは何かを考えるための一冊。

目次 : 序章 あまり主旨と関係のないまえがき/ 第1章 近代演劇前史/ 第2章 近代演劇の成立/ 第3章 築地小劇場の誕生/ 第4章 築地以降/ 第5章 戦時下の演劇状況/ 第6章 演劇のことば/ 終章

【著者紹介】
平田オリザ : 1962年生。劇作家。演出家。国際基督教大学卒。『東京ノート』で岸田國士戯曲賞受賞。『その河をこえて五月』で朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。劇団「青年団」主宰。地方自治体、NPOと連携した総合的な演劇教育プログラムの開発など演劇教育活動も展開している。東京藝術大学アートイノベーションセンター特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sasara さん

    日本演劇史。論理的により喋ることをしない日本人が、ヨーロッパの舞台を形だけ似ねようとしたため強弱アクセントが強調された芝居がかった台詞回しが主流となってしまい、普段使いの生活言語との著しく乖離してしまった。自由な言葉を使って自然な表現することが現代演劇らしい。

  • ころこ さん

    演劇のことばを語るために、なぜ著者は近代演劇の歴史を辿るのでしょうか。政治による抑圧と演劇の再現性の制約により、遅れてきた演劇の胎動期には、やはり文学の分裂と同じ台詞の翻訳の問題が胚胎していました。演劇の勃興期と敗戦による政治的転換が重なり、戦後は余計な政治性が演劇の発展を阻害します。戦後、新劇が目指したのは、西洋由来の翻訳演劇の「改良」でした。60年代から起こるアングラ・小劇場は、新劇のロゴスをパトスに、日本人の身体にあったオリジナルな様式を登場させます。つづいて、著者の関わる90年代演劇は、不自然な台

  • 袖崎いたる さん

    演劇の裏事情。言葉の裏事情。リアリズムの裏事情。

  • s さん

    築地小劇場以降の演劇史を振り返りつつ、なぜ演劇と日常の言葉遣いが隔絶してしまったのかを考察する。日本では歌舞伎などの興行が発達しており、音楽や美術のように西洋芸術を直接移入せず、既存の演劇を改良しようとすることで近代化が始まった。それがかえって演技の近代化の遅れに繋がり、やっと岸田國士などが登場し始めた時には政治が芸術を取り込み始めていた。演劇はイデオロギーの言葉を語らざるを得ず、成熟できないまま戦後に至る。結果的に、演技とは、日常離れした言葉をいかに役者の身体にのせるかという特殊な技術となっていった。

  • コウヘイ さん

    日本の近代演劇史を概観する上で最適な書物。 興味深いと感じた点は日本の演劇の「成熟」の問題。複製の難しさという演劇の特性は、西洋から思想や芸術を受容する上で、他の芸術と比較して大きな歪みを残した。そうした経緯から、日本の演劇は長らく不安定な技術的基盤のもとでの成熟を余儀なくされてきた。そうした歴史の中で、岸田國士や三島由紀夫といった天才たちが西洋近代演劇の枠組みで傑作を残していった。しかし日本の文化社会に根差した演劇の成熟は実現されなかった。平田の試みは真の意味での日本演劇の成熟を目指したものなのだろう。

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人物・団体紹介

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平田オリザ

1962年、東京都生まれ。国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。現在、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授、大阪大学COデザインセンター特任教授。2002年度から採用された国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、多くの子どもたちが、教室で演劇を創る体験をし

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