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ポケットにカメラをいれて

幡野広志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591185575
ISBN 10 : 4591185575
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も――「写真をどう撮るか」は「人がどう生きるか」ということとつながっている。幡野広志が「写真」について語ってきた言葉を厳選し、11本の書き下ろしエッセイ、48枚の写真とともに構成・編集のうえ、書籍化。ベストセラー『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』に続く、シンプルで素直な写真の撮り方・写真との付き合い方。

【目次抜粋】
■写真を撮ろう 失敗をしよう 「恥ずかしい気持ちは一瞬」他
■写真にはおおむね正解と明確な不正解がある 「間違った常識」他
■世の中がいい写真で溢れてほしい 「誰に教わるか」他
■伝えたいから写真を撮る 「いちばんつまらない質問」他
■体験すること 感動すること 「人生の醍醐味」他
■目でしっかりと見る 「写真を撮るより大切なこと」他
■好きなものしか撮らない 「息子の寝顔」他
■写真のために出かけない 「八王子にいてもパリにいる気分で」他
■写真以外から写真を学ぶ 「写真の勉強はほどほどに」他
■やりたいことをすぐにやる人になる 「撮りたいのに撮れない人」他
■おもしろい人になる 「ぼくが思うおもしろい人」他
■不幸な写真 「考えればわかるだろ」他
■写真は考える仕事だ 「写真がうまい人は距離感を知っている」他
■人柄も、関係性も、写真にうつる 「写真を見ればその人がわかる」他
■つらいとき 疲れたとき 「パワハラと下心」他
■写真を唯一のアイデンティティにしない 「自分のすべてを仕事に注がない」他

【本文より抜粋】
ぼくはたくさんの時間を写真に費やしました。だからとてもたのしい人生です。でも後悔があるとすれば、素晴らしい光景をファインダー越しに見すぎたことです。息子がうまれた瞬間もぼくはファインダー越しに見ていました。父親をやってるいまならわかるけどこれはダメだよ。(中略)写真を撮ることは人生を好きに生きることと似ています。みんな好きなように生きてください。ぼくは息子の撮るヘタな写真が好きです。うまく撮ることにそこまで価値はないです。それよりもいい写真を撮ることを考えましょう。 (「すこしは写真の話を」より)

※本書は、幡野広志さんの書籍、noteなどから厳選した言葉を加筆修正のうえ、1冊の書籍として編集したものです。

【著者紹介】
幡野広志 : 1983年、東京生まれ。写真家。2004年、日本写真芸術専門学校をあっさり中退。2010年から広告写真家に師事。2011年、独立し結婚。2016年に長男が誕生。2017年、多発性骨髄腫を発病し、現在に至る。近年では、ワークショップ「いい写真は誰でも撮れる」、ラジオ「写真家のひとりごと」(stand.fm)など、写真についての誤解を解き、写真のハードルを下げるための活動も精力的に実施。はじめて写真について書いた書籍『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(ポプラ社)は「写真・カメラ」関連カテゴリで2024年の年間ベストセラーになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コンチャン

    今までいろんな作品において発表されてきたカメラや写真に関するエッセイが集められたベスト的な一冊です。カメラの話をしているはずなのに、一般的な考え方や姿勢も正されているような読み心地でした。

  • えいなえいな

    余命宣告をされているカメラマンの幡野さんのエッセイですが、カメラに関わらず人生においていろいろ深いことが書かれていてすごく勉強になります。どうしても余命宣告が話に上がりますが、そんなことがなくてもこの方は素晴らしい文章を書かれていると思います。なにより心構えが素晴らしいです。尊敬します。

  • するめ

    図書館。写真家のエッセイ集。写真のこともあるけど人生観みたいなのが多い。以降覚えておきたいことをメモ📝おもしろい人はお金持ちになる。おもしろい人になるには本や芸術、音楽に触れる。卒園式に息子にカメラを持たせると息子は先生や友達を撮る。親が撮ると「息子の卒園式」だが息子が撮ると「ぼくの卒園式」になる

  • もん

    『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』を読んで 目が覚めたのでもう一冊。 本書はエッセイ集、詩集のような感じ。 一貫したメッセージは、自己中心的な写真を撮るな、正解の写真なんてないという主張。 知らずに読み始めたのだが、作者はガンを患っているとのこと、自分とちょうど同年代で、子供も同じくらいのため、少し心に来るものがあった。 最近子どもにカメラを持たせるようにしている。 どんどん「ヘタないい写真」を撮ってもらおうと思う。

  • KO

    写真の本というより、著者の人生観が表れたエッセイ集のような。機材の進歩が進んだ現代、カメラマンを差別化するのは「人間性」なんだろうな

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