森の木

川端誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892386640
ISBN 10 : 4892386642
フォーマット
出版社
発行年月
1997年11月
日本
追加情報
:
31cm,1冊

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • つくよみ さん

    図書館本:木の中に住み、木に力を与えつつ共存し、木とともに消える木の精、モク。そんなモク達により繁栄する森の中に、一本の素晴らしい果実を実らせる木、そして自然と共存して生きる村人がいた。長い間、平和な暮らしが続いていたが、素晴らしい果実を独り占めにしようとした領主が現れ、さらに、人為的に果実を量産しようと試みた結果・・・人間の浅はかな行動が、自然の秩序を狂わせ、取り返しの付かない事態を招く。非常に手の込んだ作画が、とても素晴らしい作品。ラスト、全てが収まった後の余韻も良かった。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    『鳥の島』 https://bookmeter.com/books/37190 同様、三部作の2冊目。豊かな森と共に共存している人間たち。1本の木を通してもらえる恩恵を大切に暮らす続けるが、欲深い領主が自然を破壊してしまう。無理をさせることで木の精モクが見向きもしなくなった大地。環境破壊に通じるおはなしです。

  • 遠い日 さん

    川端さんの気迫が伝わる、「ものがたり」三部作。これもまたすごい。森でただ一本の不思議な実が生る木を、意のままにしようとした人間の愚かさ。欲の前に理性を失い、暴走した結果の自然からのしっぺ返し。木の精モクが精一杯訴えようとすることを、わたしたちは真摯に受け取らねばならない。

  • chimako さん

    先週の学習会の折にサイン入りを購入。とても手の込んだ川端さん初期の作品。絵は描いてあるのではなく粘土を成形して貼り付け、文字は全て版画。木の中にいるモクという木の精と得も言われぬ美味しい実をつける一本の木のお話。それを我がものにしようとした領主がその木にしたひどいこと。それでも自然は強く、摂理に従って巡りお互いを育む。川端さんのお人柄溢れる一冊。

  • けんとまん1007 さん

    木。生命を感じ、たおやかさを感じ、懐の深さを感じる。意思すら感じることがある。それが木だと思う。それにしても、手間のかかった絵本だと思う。まさに、年輪を重ねるようだ。この中で訴えられていることは、身につまされる。奢る人間には、かならず落とし前がつくのだ。

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人物・団体紹介

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川端誠

1952年、新潟県上越市生まれ。絵本作家。1982年デビュー作『鳥の島』で第5回絵本にっぽん賞を受賞。1994年に発表した「落語絵本」シリーズ(クレヨンハウス)でも大きな反響を呼び、「落語絵本」の草分けとして人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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