億男

川村元気

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838727148
ISBN 10 : 4838727143
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
243p;20

内容詳細

「お金と幸せの答えを教えてあげよう」
宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。
浮かれる間もなく不安に襲われた一男は「お金と幸せの答え」を求めて
大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。
だがその直後、九十九が失踪した―――。
ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、
ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ……
数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、
一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。
人間にとってお金とは何か?
「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?
九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?

<本書の推薦コメント>
大泉洋さん(俳優)
「あまり本を読まない私が久しぶりに一気に読んだ。億という金をいきなり手にした男はどうなってしまうのか。金と人間の生々しい話を聞かされながら何度も涙が溢れた。これは子を持つ親にはたまらない物語だ。読後、いきなり娘を抱きしめ怒られた。責任を取れ川村元気」

岩井俊二さん(映画監督)
「読み終わった時、お金といういつも僕らのポケットの中にいるこいつがとんでもない怪物に思えてきた」

松浦弥太郎さん(「暮しの手帖」編集長、エッセイスト)
「やっぱりお金とは友だちのようだ。こにくたらしいけれど、僕は信じて生きていきたい」

【著者紹介】
川村元気 : 1979年、横浜生まれ。上智大学新聞学科卒業後、東宝にて映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、’11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。’12年に初小説『世界から猫が消えたなら』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    川村元気版、現代の「青い鳥」という感じがしました。以前ドキュメンタリーで見たお金という存在のなかったアフリカの原始共存生活の村が、貨幣経済の導入で崩壊して行く様を思い出しました。いずれにしても人間は欲がなくなると生きてはいけない存在なんじゃないかなぁ!

  • 遥かなる想い さん

    2015年本屋大賞第10位。 宝くじに当たって、3億円 もらった男のお金をめぐる お話。お金の皮肉を 気楽に読めるのが楽しい。 お金を愛した者、憎む者、 各章がほんのりとした余韻 を残し、物語は進む… かかわり合いのあった人 たちの心が澄んでいるのが 心地よい…一男と九十九、 一男と彼が愛する家族、 最後は心がなごむ気がする…そんなお金と幸せの話だった。

  • ウッディ さん

    弟の借金を返済する為、昼夜なく働き、家族をも失った一男。福引で貰った宝くじが当選し、3億円を手に入れる。ベンチャー企業を起こし成功した学生時代の親友九十九に相談するが‥。お金と幸せの意味を見つける物語。波乱万丈な物語と言うより、「お金を得る事は幸せなのか?」を問いかける自己啓発本のような印象でした。お金は欲しい、けれどお金に囚われてしまうと不幸しか待っていない。本当に欲しいものは、手に入れるまでが幸せなのは、お金に限らないのかもしれない。ラストは爽やかだったけど、すこし物足りない感じでした。

  • 風眠 さん

    弟の借金を背負わされ、妻子とは別居、図書館司書の仕事だけでは生活できず、夜はバイトの日々。つまり、お金に困っている男が主人公。で、福引でもらった宝クジが大当たり、で、いきなり3億円の億万長者。それは困っちゃうよねー、途方に暮れちゃうよ、「お金と幸せの答えを、教えてください」って諭吉さんに尋ねたくなるよね。だって夢かと思うよね、あまりにも想像できないことが現実になると。もしも3億円がいきなり手元にきたら、たぶん私も途方に暮れるな。無いよりはまぁ、あったほうがいいけれど、お金は程々でいい。何ごとも程々がいい。

  • 再び読書 さん

    お金の魔力に心が翻弄される。前作と比較すると心を揺さぶられる度合いは少ない。少し、テクニックに走り過ぎかもと感じる。折角紡いだ家族の絆は、それだけで崩壊するのだろうか?クリエイターとしてのスカした目線が鼻につく。目の付け所や文章は共感出来るだけに、へんなまとまり方に残念な思いが募る。お金の魔力や、存在感、成り立ちにはなるほどと感心したが、素直に感動に繋がらない。もう少し実態としての人の捉え方に疑問を感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

川村元気

1979年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。2010年、米『The Hollywood Reporter』誌の「Next Generation Asia」に選出され、翌11年には「藤本賞」を史上最年少で受賞。12年、初小説『世界から猫が消えたなら』を発表し、世界二三か国で出版された。18年、初監

プロフィール詳細へ

川村元気に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド