ひとり居の記

川本三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582836967
ISBN 10 : 4582836968
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
追加情報
:
268p;19

内容詳細

悲しみ、淋しさと共にありたい―。利根川を見たくて電車に乗りに出かけた冬の日のこと、ぬいぐるみの猫を抱いて眠る夜のこと、亡くなった安西水丸さんのこと、23年ぶりに行った台湾の旅のこと…。妻を亡くして、ひとり迎えた老年の日々を綴る。2013‐15年の日記。

目次 : 「街ネコ」に会いにいく。/ 盛岡のソウルフード。/ 白秋と信時潔。/ 荷風ゆかりの碧南市へ。/ 死者の尊厳。/ 学生時代の恩師逝く。/ モダン東京に失われた風景を求める。/ 車窓に誘われ、途中下車した福島、桑折の町。/ 上京者が出会う東京。/ 「あじさい忌」に尾道へ。〔ほか〕

【著者紹介】
川本三郎 : 評論家。1944年東京生まれ。著書に、「大正幻影」(サントリー学芸賞受賞)、「荷風と東京」(読売文学賞受賞)、「林芙美子の昭和」(毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞受賞)、「小説を、映画を、鉄道が走る」(交通図書賞受賞)、「白秋望景」(伊藤整文学賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 踊る猫 さん

    むろん川本三郎だから映画と文学については有無を言わせない記述で読ませるのだけれど、それだけではない。観劇と「鉄」についても、川本らしいライトな味わいの筆致で記述が重ねられている。酔い潰れたとか遊び呆けたとか破天荒な記述がなく、関西風のだしのように薄口の筆致でマイルドに日々の記録を続けるところが面白い。若い女性の書くものを丹念に読んでいるところが微笑ましいというか、なんというか。この助平心こそが生涯現役のアクチュアルな批評家としてやっていく秘訣なのかな、と言うと怒られるかな。枯淡というのとも違う、独特の風情

  • Naoko Takemoto さん

    図書館で予約した本が順番が回ってきそうなので、腰を据えて読むべき本は手に取れない。そういう時のつなぎ用エッセイ積読本だった。しかし・・面白くて一気読み!私もぶらり旅が好き。出張先でも暇を作ってはブラブラして楽しみを見つけ、終わったらお疲れとグビリする。こういうエッセイを読むと本当に前向きになれる。訪れた場所と、読んだ本、鑑賞した映画・・それらをオーバーラップしながら感慨に耽ることこそ旅の醍醐味。私も川本三郎さん同様、猫を飼えないので猫のぬいぐるみを抱いて寝ている・・他人とは思えない(笑)

  • こっこ さん

    ★★★★☆ 「連れ合いを亡くした初老の男が、そのあと、一人でどう生きているかのささやかな記録とお読みいただければ有り難い。」あとがきより。

  • 富土士地 さん

    変わらぬ「ちょっとそこまで」軽いタッチの紀行。いつもぬくぬく読める。読書や映画ガイドにも。

  • Nobuyoshi さん

    映画と列車と旅の本、妻を亡くして。

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人物・団体紹介

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川本三郎

評論家。1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。91年『大正幻影』でサントリー学芸賞、97年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の昭和』で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、12年『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞。本書のもととなった連載「映画を見ればわかること」では、キネマ旬報読者賞を九回

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