あの映画に、この鉄道

川本三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784873764610
ISBN 10 : 4873764610
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
344p;19

内容詳細

失われゆく鉄道の風景が、映画のなかに甦る。鉄道と映画が出会う、全篇書き下ろしエッセイ集。

目次 : 北海道/ 東北/ 関東/ 中部/ 関西/ 中国/ 四国/ 九州

【著者紹介】
川本三郎 : 評論家。1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。91年『大正幻影』でサントリー学芸賞、97年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の昭和』で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、12年『白秋望景』で伊藤整文学賞、2011年『小説を、映画を、鉄道が走る』で交通図書賞を受賞。『キネマ旬報』での連載ではキネマ旬報読者賞を八回受賞している。映画評論、都市論、文学論やエッセイのほか、翻訳などの著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • それいゆ さん

    ほとんどが観たこともない映画でした。寅さんは全国津々浦々で撮影しているのですね!「男はつらいよ」のロケ地めぐりの本かと錯覚するくらいでした!下灘駅が全国的に夕日が素晴らしいと知られる前に、寅さんがベンチで寝ていたとは!亀嵩駅は「砂の器」を観てぜひ一度訪れたい駅でした。息子がたまたま出雲の大学に合格したので、家族で三刀屋の永井隆記念館を訪問した後で、念願のこの地を訪れました。駅舎内の蕎麦屋で食事をしましたが、蕎麦屋が余計だったので映画のロケは別の駅で行ったことをこの本を読んで初めて知りました。

  • koji さん

    敬愛する川本三郎さんの映画&鉄道のエッセイ。川本さんの文章は、短いセンテンスを小気味よく繋いでとてもリズム感があります。例えば、「子供たちの駅での別れといえば、この映画を忘れてはいけない。「キクとイサム」。小さな駅に汽車が入ってくる。イサムが乗る。汽車が走り出す。それまで黙っていたキクが突然、ホームを走って汽車を追う。弟を追う。」こんな文章が全編散りばめられていて、堪能しました。さて、私の鉄道映画No1は何と言っても「砂の器」。本書でも、秋田、滋賀、三重、島根と採り上げられています。本書も映画もお薦めです

  • あきあかね さん

     北海道から九州まで、日本映画に登場する鉄道を取り上げた一冊。まだ観たことのない昔の白黒映画から、『この世界の片隅に』や『海街diary』のような最近のものまで、時代を超えて数多くの作品が網羅されている。内容面でも、高倉健の『鉄道員』や『駅 SATATION』といった正に鉄道がメインのものだけでなく、『がんばっていきまっしょい』や『青春デンデケデケデケ』、『雪に願うこと』等のさり気無く鉄道が現れる映画もしっかり押さえられている。 現れては消え彼方に流れ過ぎてゆく景色、同じ空間、人生の一瞬を共有する客車⇒

  • オサム兄ぃ さん

    読むと映画を見たくなり、映画に写った光景を探しに旅に出たくなる、ある意味で贅沢な本だ。本書をガイド役に日本全国を巡るには3年から5年はかかるのではないだろうか。紹介される名シーンを深く味わいながら映画を見るだけで大層な時間が必要に違いなく、また訪ねる路線、土地には四季それぞれに美しい景色があるに違いないのだから。一番訪ねてみたいのは、十勝地方を走る士幌線のタウシュベツ川橋梁。130メートルの11連アーチ橋の姿が美しいばかりか、ダム湖の湖底にあって、水位の下がる冬にしか姿を現さない「幻の橋」なのだという。

  • さざなみ さん

    あとがきに「一般に映画好きの鉄道ファンは少ないし、鉄道好きの映画ファンもあまりいないから」とあるが、私はそのあまりいないではない、少数派なのかな。 とにかく著者とは同年配であるので次々と出てくる映画俳優の名前も懐かしく、見てない映画が大半であるが興味深い内容のオンパレード。 時代の移り変わりで廃線になった鉄道の多いこと、利用したことのある駅や列車を懐かしく思いながらの読書でした。

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川本三郎

評論家。1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。91年『大正幻影』でサントリー学芸賞、97年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の昭和』で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、12年『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞。本書のもととなった連載「映画を見ればわかること」では、キネマ旬報読者賞を九回

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