「食糧危機」をあおってはいけない Bunshun Paperbacks

川島博之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163712406
ISBN 10 : 4163712402
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
19cm,237p

内容詳細

BRICsの経済成長、人口爆発、食糧自給率…。食糧危機の俗説を一網打尽。東大准教授が三菱総研とともに徹底的な調査とデータ分析によって、巷の「食糧資源危機説」の嘘をわかりやすく解き明かす科学の書。

【著者紹介】
川島博之 : 1953年、東京生まれ。1977年東京水産大学卒業、1983年東京大学工学系大学院博士課程・単位取得退学(工学博士)。農林水産省農業環境技術研究所を経て、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Humbaba さん

    問題を論じるときにはある個別の情報に当たることは必要だが、それだけでは充分ではない。社会は何か一つのピースから成り立っているものではなく、様々なものが結びついて今の形を造っている。すべてのものを完全に理解するなど不可能かもしれないが、可能な限り視野を広げて多角的に考える必要がある。

  • okanotomokazu さん

    今までの、そして今の食糧危機に対する声は、「人口が増え、都市化が進み、食糧が足らなくなる」というものだが、本書によれば、これは明確に間違っている。世界では食糧が余っている、というのが本書の主張である。 1972年ローマクラブの『成長の限界』は、人口爆発を想定している。しかし、世界の人口は爆発的に増えているわけではないし、世界的な飢餓にも陥っていない。 本書を読んで、自分で考えることの大切さを再認識した。情報に惑わされず、自分でデータを取り、自分で考えることがいかに難しいかを痛感する。

  • 鼻毛カッター さん

    理性では納得できたたが、対日戦略爆撃作戦に貢献したオペレーションリサーチの専門家であるマクナマラが泥沼のベトナム戦争について対処のしようがなかったというエピソードから、まだまだ肥料投入による増産余地はある、ブラジルには耕作可能地が大量にある、とOR的見地からはいっても、そんなにシナリオ通りにくのかなあ、という疑問が浮かぶ。

  • atamura さん

    各種の世界的な食糧危機論に対する包括的な反論書。 人口爆発による食糧需要増やバイオエタノール増産による食糧供給減などが題材。 さらに、著者は、こうした反論を一般化し、物事を経済や社会全体の動きと関連付けて考える姿勢の重要性を説いている。例えば、これまでの人口増と農業の生産性向上の歴史を見るとか、穀物の価格と工業商品や金融商品との関連を分析するとか、危機を煽る側の人にはない視点を提供している。 一朝一夕には身につきそうにない姿勢だが、傾聴に値する。将来、政治家を目指す方など、読んでみてはいかがだろう。

  • oshow さん

    食糧危機説に対する全方位的反論。この本1冊で食糧危機説が実際にどうなのかが掴めるでしょう。これに載ってる素朴なデータを示すだけで、巷の食糧危機説には簡単に反論することができます。というか、そんな素朴なデータすらほとんど知られていないのが問題なのかな。

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人物・団体紹介

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川島博之

ベトナム・ビングループ主席経済顧問、Martial Research & Management Co.Ltd.,Chief Economic Advisor。1953年生まれ。1983年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官

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