コーヒーが冷めないうちに

川口俊和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784763135070
ISBN 10 : 4763135074
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
追加情報
:
348p;19

内容詳細

お願いします、あの日に戻らせてください――。
過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。


とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名は、フニクリフニクラ

あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡

第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話

あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

【著者紹介】
川口俊和 : 大阪府茨木市出身。1971年生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。同作で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    久しぶりに落涙。人生がからんだ究極の選択は泣かせる。ごく普通の人生にも喜怒哀楽の波はあるし、心の奥の苦しさは簡単に打ち明けられないものだが、それだけに後悔することも日常どれほど多いことだろうか。最終話に明かされる伏線がもう涙もので、セリフが物語をどんどん進めていった感じだった。図書館でこの本に出合ったのは偶然だったが、文庫化を期待しています。

  • zero1 さん

    話題本をやっと読めた。正直「ツナグ」と比較すれば何段階も落ちる。高評価の人が多いけど、何故そんなに感動できる?私には疑問。ある喫茶店のある席に座ると、時間移動できる。恋人が米国に行ったやり手の女性。アルツハイマーの男と看護師の妻。老舗旅館を継いだ妹と逃げた姉。そして喫茶店スタッフの妊婦。時間移動で事実は変わらない。人を描くという点でも説明が多く減点多し。シリーズだがすぐに続きを読もうとは思わない。この作品が高い評価を受けるのは、【読者の幼稚化】と解釈するしかない。2017年本屋大賞10位。誰が投票した?

  • Yunemo さん

    感情面に訴えられたままに。今があるのは、過去に基づいて。その際の判断、感情的面が後悔の種となって今に。4つの物語にそれぞれ記されます。細部の表現に拘らずに、ほんとに感性の部分だけで納得感と寂寥感が入り乱れます。確かに自身の身に染み入りますが、ただただ4回泣けますと謳われても、ちょっと、という感じは否めません。今想えば、『if』を読んだ際にも同様な感情があったのだなぁ、と改めて。恋人、夫婦、姉妹、親子、それぞれにあの日に戻れることは無いんだ、戻れたとしても、もう取り返しがつきません。そう自身に言い聞かせて。

  • ウッディ さん

    その席に座ると、コーヒーが冷めるまでの間、望んだ過去に戻れる・・そんな喫茶店があった。但し、どんな努力をしても過去や現在は変えられない等面倒なルールがあった。悔いを残した人達が時間を遡った4つの物語。ほんの短い時間で何ができるか、事実は変えられないのにと思ってたけど、人の心や未来は変えられるということなんですね。どれも前向きな結末で、心が温かくなりました。ただ、流、時、数、高竹さんなど、登場人物名が混乱する、説明っぽい文章で頭に入ってこない印象でした。自分ならいつに戻るのだろうと考えるのは面白かったです。

  • mmts(マミタス) さん

    辛口評価ゆえにファンのかた、ごめんなさい。新聞の広告欄をきっかけに買いました。しかしながら、あくまでも個人的には期待外れのストーリーだと思ってしまいました。いまいちだと思っちゃいました。だって、泣けませんでした。つまりは泣けなかった私自身は冷たい人間でしょうか。うーん、感動はしました。しかしながら、起承転結というかストーリー展開が分かりやすいから先読みしてしまい、いまいち泣きじゃくるほど感情移入しませんでした。第一話、未来が変わりましたよね?矛盾ですか?多分、わたしが神経質かもしれません。ごめんなさい。

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人物・団体紹介

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川口俊和

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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