ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒

島ア今日子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163917085
ISBN 10 : 416391708X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;19

内容詳細

1960年代。音楽やファッションが革新を遂げ、サブカルチャーが花開き、大量消費の時代が始まる。その中心には必ず、彼がいた―。バンドメンバー、マネージャー、プロデューサー、共に「沢田研二」を創り上げた69人の証言で織りなす、圧巻のノンフィクション。

目次 : 第1章 沢田研二を愛した男たち/ 第2章 熱狂のザ・タイガース/ 第3章 自由・反抗・挑戦/ 第4章 たった一人のライバル/ 第5章 歌謡曲の時代/ 第6章 時代を背負って/ 第7章 レゾンデートルの行方/ 第8章 沢田研二ルネッサンス

【著者紹介】
島〓今日子 : 1954年、京都市生まれ。ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fwhd8325 さん

    タイガースがデビューして間もない頃、私は、生まれて初めてかっこいいという感情を持ちました。それから、ジュリーは、特別な存在でした。この著書は、ジュリーに肉薄している内容ですが、どこか物足りなさも感じています。関係者への取材は十分ですが、本人への取材をしていないせいか、どこか核心がずれているように感じます。それでも「TOKIO」以降のジュリーの葛藤はよくわかりました。今、映像を見ると、あれは時代を先取りしすぎていたんだと思います。75歳になる今、全国ツアーを行っている事実だけで十分だと思います。

  • 竹園和明 さん

    沢田研二のスピリットは100%ロックだ。タイガース解散後に結成したPYGが彼の本当のスタート地点。沢田研二と萩原健一というGSのスーパースターをツートップに置き鳴り物入りでデビューしたPYGだったが、反体制のロックファンから商業主義の象徴と見做され受け容れられず短命に終わる。それでも沢田はバンドサウンドにこだわり、萩原健一脱退後の旧PYGのメンバーをバックに従え頂点に立った。謎多きPYG周辺の事情を詳しく書いた本作は画期的だし、歌番組と距離を置いた理由も彼の哲学を見た思いで納得。とても面白かった!

  • ぐうぐう さん

    BLという切り口から沢田研二を語ろうとするあざとさは、しかし読み進めていくにつれ、納得と共感に変わる。久世光彦は沢田研二を女優と言い(そもそもジュリーというニックネームは英語の女性名だ)、「日本人男性の男はこうでなければならぬとするカチカチのこだわりに、沢田研二はたったひとりでなぐりこみをかけた」とは石岡瑛子の弁。ザ・タイガースで始まり、PYGを経て、ソロとなる沢田研二の歌手人生を島崎今日子は、記事や文献、関係者の証言、熱烈なファンにまで取材し、(つづく)

  • Roko さん

    この本を読んでいて感じたのは、みんなジュリーが好きだったんだなぁということ。ファンはモチロン、音楽を作っていた人も、コスチュームを作っていた人も、お芝居を作っていた人も、みんなジュリーに憧れ、一緒に新しい何かを作り出すことを喜んでいたのだということ。そしてジュリー自身は、自分に求められる役目をキッチリやろうと努力し続けていたのが、ちょっと痛々しいほどだということ。それにしても、この本を書いた島崎さんの熱意は凄いものがあります。その迫力に圧倒され、一気に読み通したジュリーの歴史は、実に波乱万丈です。

  • 道楽モン さん

    ジュリーのファンには堪らない、そうでない読者には物足りない。私は後者であるが、当時の文献と当事者の証言が途方もなく興味深く、ページを繰る手が止まらなかったのは確か。テレビを主な舞台とし一曲毎に前代未聞のイメージを創造してゆく、それがことごとく評判を呼ぶのだから仕掛け人は面白いに決まっている。それをすべて受け入れて神輿に乗ることで沢田はスーパースターに成り得た。類まれなオーラを持った稀代の表現者は、舞台が変われど本質は普遍だ。礼賛のみならず、彼の苦悩や内田裕也、志村けんとの交流にもっと踏み込んで欲しかった。

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