溺れる市民

島田雅彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309016771
ISBN 10 : 4309016774
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
20cm,193p
20cm,193p

商品説明

一時の快楽に身を委ね、堅実なはずの人生を踏み外す人々。彼らはただ、自らの欲望に素直なだけだったのかもしれない……。夢想の町・眠りが丘を舞台に島田雅彦が描き出す、待望の最新小説。

内容詳細

もうひとつの人生の夢を垣間見させてくれるなら、マナミちゃんの誘惑に乗らない手はない。しかも、本当の親子にはできないことができる。こんな殺し文句を彼女は一体何処で身につけたのだろう。堅実な市民たちが溺れる秘められた欲望。島田雅彦が贈る、最もスキャンダラスな1冊。

【著者紹介】
島田雅彦 : 1961年生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。『夢遊王国のための音楽』で第六回野間文芸新人賞、『彼岸先生』で第二〇回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 青豆 さん

    東京郊外の眠りが丘という架空のベッドタウンを舞台に、一時の快楽に身を委ね堅実なはずの人生を踏み外していく人々を描いた作品。快楽に溺れるといっても身の破滅という程でなく、自らの欲望に少しだけ素直に振る舞う事で、退屈な毎日、平凡な日常を離れ少しだけ非日常な世界を味わったという感じ。新聞を賑わす様な事件は起きない穏やかな郊外の街でも、スキャンダラスな事は日々起きている。エロティックな内容と自虐的なネタを盛り込むあたりが島田雅彦らしい。

  • croto さん

    「with you」の後に読了したからか、やけに「オナニスト一輝の詩」が印象に残る、まるで「with you」の中で唯一の男性の短編のように。失礼。「with you」でも男性の性感帯で同じ様な描写がありましたが、そのへんどうなの?!と知りたくなりますた(*´Д`)それはそうと(笑)眠りが丘の住民たちの多種多様なシガラミ、思惑、日常の中の驚愕、どれも現実スレスレで、紙一重で起こり得そう。感受性満開の住民たちなのか。

  • モリー・ブラウン さん

    再読。ジャケ買いした1冊。13の短編が初級中級上級と三部に分かれて構成されているが、それと共に登場人物の年齢が上がり、物語の出来も良くなる。上級編「私が岩石だった頃」が好みの歳になっちった…。

  • メルコ さん

    島田雅彦の近年の作品を初めて読む。市井の人たちがふと垣間見せる欲望、闇、裏の顔を様々な手法であざやかに描き出す。久しぶりにおもしろい現代文学を読んだ。

  • いのふみ さん

    架空の街「眠りヶ丘」を舞台に、おのおのの快楽に耽る住人たち。五年振りの再読だった。ライトでポップな文体に、これぐらい軽くてもいいんだと思ったのを憶えている。それでいて内容はアブナくユーモラスで、感染力・中毒性があった。島田文学との出会いは本作やデビュー作『やさしいサヨクのための嬉遊曲』から始まったのだった。

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人物・団体紹介

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島田雅彦

1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、2016年『虚人の星』で毎日出版文化賞、2020年『君が

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