ミイラになるまで 島田雅彦初期短篇集 講談社文芸文庫

島田雅彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062902939
ISBN 10 : 4062902931
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
299p;16

内容詳細

大学在学中の1983年に「優しいサヨクのための嬉遊曲」で鮮烈にデビューして以降、30年以上にわたり話題作を発表し、現代文学を牽引し続ける著者。文学と現代社会への強烈な批評性、アイロニーを纏う饒舌的文体、永遠の青二才精神など、島田文学を構築する要素のすべては、その初期短篇群に確固として根ざしている。著者が20代の「若手作家」時代に発表した、初期短篇の7作品。収録作「観光客」「聖アカヒト伝」「ある解剖学者の話」「砂漠のイルカ」「アルマジロ王」「断食少年・青春」「ミイラになるまで」

【著者紹介】
島田雅彦 : 1961・3・13〜。小説家。東京都生まれ。1983年、東京外国語大学ロシア語学科在学中に、「海燕」掲載の「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビューし、同作が芥川賞候補となる。1984年「夢遊王国のための音楽」で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、2008年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。2003年より法政大学国際文化学部教授、2010年より芥川賞選考委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    初期短編集ということで、今から30年位前の作品集なのですね。それでも古さを感じさせず、逆に斬新さを感じさせます。今はあまり執筆なさってないようですが、今の島田さんが書くとしたら、どんな作品を書くだろうと想像します。

  • きりぎりす さん

    初島田作品。なるほど文学とは性愛と飢餓なのか。

  • hirayama46 さん

    全部の短編が初読みでした。そうか、島田雅彦ってこういう作品をたくさん書いていたのか……。たいへん興味深い一冊でした。雰囲気としては海外の奇想短編集を読んでいる感じに近かったです。お気に入りはタイトル通り解剖学者の淡々とした日々を綴った「ある解剖学者の話」、地上に堕ちた天使を描く「砂漠のイルカ」、人間が徐々に死に向かう際の手記というかたちをとった「ミイラになるまで」かな。

  • たなぴー さん

    初島田作品で今から30年ほど前に書かれたものだけど古さを感じない。島田氏が一体今どんな作品を書いているのか、この作品を書いた若者はいまどんな作家になっているのか知りたくなった。

  • EPOCALC さん

    矢野顕子が「食べ物」について歌うのは食べることが全人類に普遍的な行為だから、という話を聞いたことがあったけれど、表題作もそれに近しい普遍性を感じた。食欲って何でしょう。

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人物・団体紹介

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島田雅彦

1961年生まれ。作家。法政大学国際文化学部教授。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、『虚人の星』で毎日出版文化賞、『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。

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