基本情報
内容詳細
近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資本主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラームは相対的にその存在感を増している。テロや紛争、移民の労働問題に苦悩しつつも、先進国がイスラームに魅せられる理由は何か。比較宗教学の島田裕巳が、世界屈指のイスラーム学者かつムスリムの中田考と激論。日本人だけが知らないイスラームの真実と未来とは。
目次 : 序章 イスラーム化する世界のなかで(ニュースを消費しては忘れ…を繰り返してきた日本/ ムスリムでもあり研究者でもある中田氏)/ 第1章 イスラームの基本(イスラーム教とユダヤ教、キリスト教の関係/ 預言者ムハンマド ほか)/ 第2章 イスラームは危険な宗教なのか(イスラーム法はゆるい?/ 時代に制約されない「法」 ほか)/ 第3章 なぜカリフ制が重要なのか(カリフ制不在の九〇年/ 「アラブの春」の功罪 ほか)/ 第4章 イスラームは気前がいい(ケチはイスラームの恥/ アッラーは商売の言葉で啓示を与えた ほか)
【著者紹介】
島田裕巳 : 1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任
中田考 : 同志社大学客員教授。一神教学際研究センター客員フェロー。ムスリム名「ハサン」。1960年生まれ。灘中学校、灘高等学校卒業。東京大学文学部イスラム学科の一期生。東大大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、同志社大学神学部教授、日本ムスリム協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ちさと さん
読了日:2018/11/07
あんこ さん
読了日:2016/04/25
nizimasu さん
読了日:2015/11/19
またの名 さん
読了日:2017/08/31
もくもく さん
読了日:2016/09/19
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