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三島由紀夫 豊饒の海へ注ぐ

島内景二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623059126
ISBN 10 : 462305912X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

昭和とともに生き「仮面の告白」「豊饒の海」など戦後文学を代表する傑作を残した作家、三島由紀夫。本書では、この天才の生涯の原点と素顔に、「和歌の申し子」「日本文化の申し子」という視点から迫る。

【著者紹介】
島内景二 : 1955年長崎県生まれ。1979年東京大学文学部国文科卒業。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、電気通信大学情報理工学部教授(日本文学専攻)。博士(文学)(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 岡本 正行

     若い頃には、よく読んだ。45歳過ぎたら、男は生きる価値がない、天皇制礼讃、市ヶ谷でのクーデター演説・割腹などショッキングな小説家ではあった。あのインパクトがなければ、これほど記憶に残るかなとも思う。古いタイプの小説家が減り、いまどれだけ小説家が社会に影響しているか、ある意味、小説家が多すぎるのかも。単なる暇つぶしか、昔は、どうだったのか。小説家、すごい教養の持ち主もいる。小説にそれがでている。混沌とした状況、三島は、よく読み、よく思い、よく動いた小説家ではあった。若い頃に読んだけれど、その後、ない。

  • みを

    源氏物語研究者が上梓した三島由紀夫の評伝。古典文学研究者らしい視点で、三島文学の根幹には、和歌における「本歌取り」と「掛詞」が大きくかかわっていることを見抜いた力作。やや牽強付会な部分を感じるものの、幼き日から古典文学に親しみ、「本歌取り」と「掛詞」を体得したうえで自身の作品を編み上げた三島、というイメージが一貫しているため、読み進めるうえで迷子になることはない。ただ、「おわりに」に描ききれなかった部分も多いと記しているように、三島における「若さ」についての論評があれば、なお深みが増したように思う。

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