カミとホトケの幕末維新 交錯する宗教世界 龍谷叢書

岩田真美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784831855558
ISBN 10 : 4831855553
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
390p;22

内容詳細

幕末維新は単なる断絶ではない。そこには近世から流れる文化的水脈があった―。「廃仏毀釈」「世直し」「民衆宗教」「キリシタン禁制」「攘夷」「伊勢神宮」など時代を彩るキーワードに焦点を当てつつ、思想・宗教の側面から幕末維新期を再考。維新150年を越えて、文化史の視座から近世と近代の架橋を試みた野心的な研究入門書。

目次 : 第1部 維新とカミとホトケの語り(神仏分離研究の視角をめぐって/ 日本宗教史学における廃仏毀釈の位相/ 「世直し」の再考察―宗教史的観点から/ 「民衆宗教」は誰を語るのか―「民衆宗教」概念の形成と変容)/ 第2部 新たな視座からみた「維新」(幕末護法論と儒学ネットワーク―真宗僧月性を中心に/ 排耶と攘夷―幕末宗教思想における後期水戸学の位相/ 維新前後の日蓮宗にみる国家と法華経―小川泰堂を中心に/ 明治維新にみる伊勢神宮―空間的変貌の過程)/ 第3部 カミとホトケにおける「維新」の射程(幕末維新期のキリスト教という「困難」/ 幕末/明治前期の仏書出版/ 仏教天文学を学ぶ人のために―佐田介石と幻の京都「梵暦学校」が意味するもの/ 社寺領上知令の影響―「境内」の明治維新)

【著者紹介】
岩田真美 : 1980年生まれ。専攻は真宗学(教学史)。龍谷大学文学部准教授

桐原健真 : 1975年生まれ。専攻は近代日本倫理思想史。金城学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アメヲトコ さん

    断絶として語られがちな近世と近代の日本の宗教を、いわゆる近代化論とは異なるかたちでの架橋を試みた共同研究。「語り」としての廃仏毀釈の問題、幕末の護法論の位置づけなど、色々と勉強になる論考が多いですが、個人的な興味としては、出版文化史を仏教の側面から捉え直した引野論文、仏教天文学を取り上げた谷川論文をとくに面白く読みました。

  • kazuya さん

    明治維新の宗教動静についてまとめられた一冊。 神仏分離・廃仏毀釈をはじめ、世直し一揆やキリスト教、民衆思想などについて、これまでの研究とその課題点などが主な内容。

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岩田真美

1980年生まれ。専攻は真宗学(教学史)。龍谷大学文学部准教授

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