姫君たちの明治維新 文春新書

岩尾光代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166611843
ISBN 10 : 4166611844
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;18

内容詳細

百五十年前、お城やお屋敷の奥深くで蝶よ花よと育てられた姫君たちを時代の大波が襲った!引き裂かれた初恋、破綻した政略結婚、嫁姑の争い、落城、逃避行、我が子との別れ…。悲しく、儚く、しかし、どこか逞しい女性たち三十一人の明治維新物語。

目次 : 第1章 徳川瓦解を見届けた妻たち/ 第2章 慶喜をめぐる徳川の女/ 第3章 有栖川宮家/ 第4章 前田家/ 第5章 鍋島家/ 終章 戦火のかげで 落城の妻たち

【著者紹介】
岩尾光代 : 1946年1月、群馬県生まれ。県立前橋女子高校卒業。放送大学卒業。文部省から毎日新聞社出版局に転職、「一億人の昭和史」シリーズを10年間編集し歴史写真の考証・発掘を行う。『毎日グラフ』(のち『アミューズ』と改名)から『サンデー毎日』編集部に移籍。その間、霞会館会員の旧皇族華族40家の歴史写真を検証。退職後に『サンデー毎日』に「おんな維新物語」を連載完結(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    著者は文部省から毎日新聞社出版局に転職した経緯を持つ岩尾光代氏。幕末維新をきっかけに思いもしなかった苦労に見舞われた大名・華族の姫君たちの物語。明治維新の激動の時代に華族となった旧大名(徳川家、加賀前田家や佐賀鍋島家)たちは、欧米駐在公使などに抜擢され活躍する中、大名家の姫や妻たちは短い時間で慣れない海外生活や海外スタイルに順応していきます。この時代の女性の逞しさに感服です。「嫁姑戦争」の愛憎劇は、過去も今も変わらず繰り広げられたんですね😅

  • 夜の女王 さん

    明治維新で翻弄された大名家の女性たちの列伝。篤姫や和宮以外はマイナーな人が多い。徳川家の姫たちについては「徳川おてんば姫」や「花葵」などを読んだので、ある程度の知識はあったが、喜佐子、久美子嬢が妾の子かもしれないとは初耳。本人たちの本にはそんな影は微塵も見えなかっただけにビックリ!終章の「戦火のかげで 落城の妻たち」は悲哀が漂う。が、松前藩にしろ南部藩にしろ会津藩にしろ、誰も戦国時代のお市の方や淀殿ような死に方をした人は一人もいない。維新後も生活に困ることもない。そういう意味では悲惨さは少なく読みやすい。

  • ごへいもち さん

    なんだか取り止めのない文章だったなー

  • Cinejazz さん

    徳川幕府が瓦解するまでの270年もの長き間、お城やお屋敷、宮殿の奥深くで蝶よ花よと育てられた姫君たち。そんな彼女たちに時代の大波が襲いかかった!庶民が羨ましがるような雅な生活様式とはかけ離れた、格式や風習に束縛された世界から急転直下、生活のすべての変容を余儀なくされる様は、生々しく痛々しい。生まれついたる宿命とはいえ、吹き荒れる時代を逞しく生きていかざるを得なかった女性たち。 正史では窺い知れない明治維新の舞台裏の人間模様が綴られた労作です。

  • hitotak さん

    徳川、宮家、大名家の姫君たちが幕末から明治の大変革期にどう運命が変わっていったのかが書かれている。記載されている家系図を見ると、宮家や公卿、大名家の間には縁戚関係が張り巡らされ、江戸期から既に日本の上流階級はみな縁続きだったことも分かる。特に印象に残ったのは、幕府側の勘定奉行だった小栗上野介の妻・道子の官軍からの逃避行。夫は捕えられ、自身は妊娠中だったという。どの姫君や妻女にも親戚や家臣の庇護があったが、上流夫人として華やかに暮らした人、早世した人、家の存続に尽くした人など、維新後の人生は様々だ。

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