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ヴェ-ベルン 西洋音楽史のプリズム

Shinichiro Okabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784393934821
ISBN 10 : 4393934822
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2004
Japan

Product Description

ルネサンスから21世紀に至る静養音楽600年の結節点に座す創造精神。蜃気楼の純粋抽象をかたちづくる構築性と自由な属性の融合・・・その奥底に潜むものは何か。“現代音楽”の地平を切り開いたアントン・フォン・ヴェールベンの実像に迫る労作。

●岡部真一郎【著】 サイズ13×19cm 327ページ

Content Description

目次 : [序章]二一世紀のヴェーベルン / [1]早春  作曲の試み(1883〜1902年) / [2]ヴィーンで音楽学を学ぶ  大学生活(1902〜1906年) / [3]ミニアチュールへ  無調性(1908〜1914年) / [4]ノン・フィニトの美学  歌曲の時代(1914〜1925年) / [5]構築性の小宇宙  鏡の国のアントン 十二音技法(1925年〜) / [6]音色の探究  編曲・改訂のプロセス / [7]パトロンの素顔  パウル・ザッハー財団の資料 / [8]コンポーザー=コンダクターの肖像  指揮者としてのヴェーベルン / [9]失速 / [終章]西洋音楽史のプリズム 第二次大戦後の音楽とヴェーベルン

【著者紹介】
岡部真一郎 : 音楽学者・評論家。明治学院大学文学部芸術学科教授。東京生まれ。ケンブリッジ大学(英国)、パウル・ザッハー財団(スイス)を経て、慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は音楽学、特に20世紀音楽史。また、『日本経済新聞』『朝日新聞』『レコード芸術』『音楽の友』などで評論活動を展開し、NHKテレビ、ラジオの音楽番組の解説、キャスターなども務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Auristela

    ヴェーベルンに関してかなりコンパクトにまとまった良書。何かのインタビューで、グレングールドがヴェーベルンを評して恥ずかしがり屋の音楽と言っていたが、それは言い換えれば孤独な音にも等しいだろう。孤独な音のプリズムがどのようにイジラシク輝くに至ったのか、、当時の文学との比較も面白いと思うな。

  • juntaku

    現代音楽は理屈っぽいのは事実だが、まさに言葉の本当の意味で美的。ヴェーべルンが西洋音楽史の正統な後継者でそして後続の音楽史の流れを決める結節的に位置する作曲家であることがよくわかる。

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