デスマスク 岩波新書

岡田温司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004313410
ISBN 10 : 4004313414
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
17

内容詳細

私のものでありながら決して自分では見られない「死に顔」を、かたちとして留めるデスマスク。人はいったい何のために、それを作ってきたのか。生と死、現実と虚構のあわいに漂う摩訶不思議な世界をたどる。

【著者紹介】
岡田温司 : 1954年広島県に生まれる。1978年京都大学文学部卒業、1985年同大学大学院博士課程修了、岡山大学助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は西洋美術史・思想史。訳書にロンギ『芸術論叢』(監訳、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞、中央公論美術出版)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬縁冊 さん

    死に顔でその人の死後の評価、印象は後世に決定づけられる。凛とした表情で亡くなりたいが、そんなことは理想。無様な醜態で断末魔を発して亡くなっていくのだろう。病死でも、事故死でも、死ぬ瞬間はあっという間なのか。苦しむ時間が短い方がいいが。教皇ボニファティウス8世の死顔はずっと穏やかにして安らか(74頁)。かくありたいものだが。ただ、フィレンツェの彫刻家アルノルフォは理想化して表現したとも。3・11でも多くの方々がお亡くなりになった。そうした方々の死顔を直視できない遺族がいる。眠るように亡くなる顔の難しさ。

  • ゆっき〜 さん

    古代ローマから現代までのデスマスクの変遷をまとめている。「聖なるもの」と「呪われたもの」は表裏一体であるというのが興味深かった。特に王族と教皇の死と死を取り巻く環境のの対比が。偉い人は死してなお政治的に扱われるなんて大変。結構みんな安らかな死に顔で驚いた。パスカルのはその中でも特出している。マダム・タッソーの蝋人形館に行ってみたいなあ。

  • おおかみ さん

    あまり馴染みがないものと思っていたが、デスマスクが歴史においていかに重要な存在だったかがよく解る。それは日本にも伝播しており、なおかつ西洋史をなぞるように受容されていたというから興味深い。“生と死、この世とあの世、聖と俗、現実と虚構、可視と不可視、安らぎと恐怖、沈黙と饒舌、美しさといかがわしさのあいだの閾に漂う、デスマスクの摩訶不思議な世界(「はじめに」)”に確かに触れられたようだ。

  • めっし さん

    仕事読書。と言いながらほぼ趣味読。図版が大量にある点とローマから19世紀までデスマスクの網羅。中世王族の「二つの身体」とフランス革命のマラーのデスマクスの考察、興味深い。でも、この本を読んでの一番は、歴史上の有名人のデスマスク!パスカルの死の顔の安らかさは忘れられない。『パンセ』の説得力が格段にアップした。マリー=タッソーの蝋人形群の実物を見てみたい!ミレイの「オフィーリア」は特に好きな絵だがこれが、「セーヌ川の身元不明の少女の水死体」ブームからきていたとは!?夏目漱石のデスマスクもあるなんて!?

  • たくのみ さん

    本来は故人を敬う「頭蓋崇拝」が、時代を下って権力の象徴、天才への崇拝となり、多くの権力者・芸術家がデスマスクを残した。それが蝋人形となり、いまも多くの死者たちが業績とともに保存されている。フランス革命でギロチンに消えた革命家たちが、残したデスマスクと、入れ替わる支配者にかかわらず、それを黙々と作り続けた女性マリー・タッソーの話は、権力闘争のむなしさを感じる。

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人物・団体紹介

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岡田温司

1954年、広島県三原市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退、現在、京都大学人間・環境学研究科教授。専門は西洋美術史、イタリア思想、美学。精神分析理論の祖であるフロイトに見られるイタリアの影響を読む『フロイトのイタリア』(読売文学賞)などの著書が示すように、その研究は独創的で広い。イタリア現

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