アガンベンの身振り シリーズ“哲学への扉”

岡田温司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865030587
ISBN 10 : 4865030581
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
174p;18

内容詳細

国境を越えて活躍するイタリアの哲学者、ジョルジョ・アガンベンとは何者か。20年にわたる〈ホモ・サケル〉計画が完結し――正確に言えば〈放棄〉され――、近年には初の自伝『書斎の自画像』が出版された。これらを機に、〈ホモ・サケル〉全4巻9分冊とはいったい何だったのかをあらためて振り返り、その他の著作も再読することによって、自伝におけるアガンベンの告白「わたしはエピゴーネンである」の真意を探るとともに、ドイツの哲学者(ハイデガー、ベンヤミン)やフランスの哲学者(フーコー、ドゥルーズ、デリダ)たちとの、屈折した特異な関係にも迫る。新シリーズ〈哲学への扉〉第2弾!

目次:「ホモ・サケル」計画とは何か?◆アガンベンはハイデガーをどのように読んでいるのか?[はじめに|1.「現存在」と「声」|2.「芸術作品の根源」と「リズム」|3.「存在の考古学」あるいは「様態論的存在論」|4.人間/動物の彼岸へ――「無為」と「放下」]◆アガンベンの身振り――ハイデガーとベンヤミンのあいだで[インファンティアと「言語活動の経験/実験」|言語と政治の閾で――1980年代のアガンベン|言語、暴力、共同体――ベンヤミンとハイデガーの出会いとすれ違い|「〜でないもののように(ホース・メー)」と「今の時Jetzt-Zeit」|人類学機械とその停止]◆アガンベンとフランス現代思想[はじめに|「グラマトロジー」批判|「決定不可能性」をめぐって|「潜勢力」と「内在性」|「生政治」と「生権力」|「統治性」と「オイコノミア」|おわりに]◆「人間とは映画を見に行く動物のことである」――アガンベンと映画◆跋文◆アガンベンの著作

岡田温司(おかだ・あつし:1954-)京都大学大学院教授。専門は西洋美術史。近年の著書に『アガンベン読解』(平凡社、2011年)、『イタリアン・セオリー』(中公叢書、2014年)、『イメージの根源へ――思考のイメージ論的転回』(人文書院、2014年)、『映画は絵画のように――静止・運動・時間』(岩波書店、2015年)、『天使とは何か――キューピッド、キリスト、悪魔』(中公新書、2016年)、『映画とキリスト』(みすず書房、2017年)など。

【著者紹介】
岡田温司 : 1954年生。京都大学大学院教授。専門は西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

岡田温司

1954(昭和29)年、広島県に生まれる。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学大学院特任教授。専門は西洋美術史、思想史。著書―『モランディとその時代』(人文書院、2003年、吉田秀和賞受賞)『フロイトのイタリア』(平凡社、2008年、読売文学賞)ほか多数(本データはこの書

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品