雨やどりはすべり台の下で 偕成社文庫

岡田淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035508502
ISBN 10 : 4035508500
フォーマット
出版社
発行年月
1990年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
19cm,165p

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    児童文学好きを自認しながら、このような素晴らしい本があることを知らなかった。題名からして素晴らしい。子供たちが、夏休みに夕立を避けるために、すべり台の下に集まる。そこで不思議な話が語られて、雨森さんと言う不思議な男性の生き様が浮かび上がってくる。幻想的で美しく、優しさを感じる物語で結末ではとびきりの感動を味わえた。月夜に黄色い大きな紙飛行機が、女の子をのせて空を飛ぶ8話の「信子の話」は映像美にあふれた作品で一番の好み。子供の時に読みたかったが、それは仕方がない。これから繰り返し読もう。

  • へくとぱすかる さん

    ふしぎ系。だけど冒険があるわけではない。中一から小二まで幅広い学年の10人が三角ベースをしていたら、雨がふってきた。その雨やどりの間に、みんなが思い出したのが、明日ひっこすおじさんにかかわる不思議。話していくうちに、それぞれの話が結びついていくのが、ミステリっぽい。そもそもグループ登校のメンバーで一度は遊べというのが、夏休みの宿題なのが無理っぽい。でもそのおかげで、10人の子どもたちは大切なことに気がつく。なんだか教訓みたいだが、そんなことよりも楽しい物語であるほうがいい。ふしぎで楽しい中にちょっぴりと。

  • takaC さん

    これはとても良い話だと思う。こういう情景が当たり前だと思う自分のような世代には尚更か。サンケイ児童出版文化賞受賞作との事だが然もありなん。伊勢英子さんの挿絵との相性もバッチリ。

  • 美紀ちゃん さん

    忘れていたので、再読。夏の話。他学年交流の話。雨宿りをしながら、それぞれが、同じマンションに住む、謎の人物「雨森さん」について、語る。不思議現象もあれば、思い違い?みたいな話もあるけど、素敵。後書きです岡田淳さんが、自分のお父さんが子供であったことを信じられないと書いてる。わかる気がする。ファンタジー、好き。

  • chiaki さん

    突然降りだした雨を凌ぐため、公園のすべり台の下で子どもたちがそれぞれの「雨森さん」を語り合います。どれもこれも、断片的に覚えている夢のような、とても不思議なおはなし。まるでシンデレラ、麦わらぼうし繋がりの一郎と恭子の話が好きだな〜。人付き合いを好まないとしてきた雨森さんを想った子どもたちの粋なメッセージ、最後は本当に心温まる。しっとりと降り続く雨が、心の地面を潤すような優しさにあふれ、古めかしい雰囲気がとても心地良く沁み渡る。

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人物・団体紹介

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岡田淳

1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』でデビューし、斬新なファンタジーの手法で独自の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)『雨やどりはすべり

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