岡田淳(児童文学作家)

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ようこそ、おまけの時間に

岡田淳(児童文学作家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784036350704
ISBN 10 : 4036350706
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1981
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Jun Okada ,  

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tellme0112

    読んだことがあるような気がする。子どもの頃。この人の作品を読み尽くそうと思った。…あわ、スルーしちゃいけない。圭一のセクハラ。80年代はスカートめくり流行りました。やられるのはかわいい子だけ。喜んでると思われる感じとか現在につながるすごいブラックな人権侵害。

  • 拳児

    物語の始まりから、最後の結末は分かっていたような気がする。しかし、賢達は、結局元通り、という結末ではなく、茨の取り巻く世界から、何か以前に無かったものを、確実に持って帰ってきている。それは、友情だったり、協力の精神や優しさだったりするだろう。そして今度は、現実世界で見えない茨をやっつけようぜ、という積極的な生き方を予感させる。あの茨の世界の賢達が体験したことは、この本を読むことと同じだ、と思う。この本を読んだ人達も、現実世界の茨をやっつけなくてはいけないのではないか、と強く思う。勇気を持って。

  • nekonekoaki

    〈おまけの時間〉を手に入れることができたら、どんなに楽しいだろうと、それこそ夢見てしまいます。その夢のような〈おまけの時間〉こそが子どもたちにとってかけがえのない大切な時間であるはずなのに、見回してみれば、夢の欠片も見出だせずに現実の時間の中で喘いでいる彼らを作者は苦々しく眺めてきたのでしょう。そして、彼らより多くの時間を経て今に至る大人達は〈おまけの時間〉に存在しません。現実の時間での〈大人の不在〉が、作者の自戒の念を込めたもう一つのテーマなのかもしれません。1984年2月第3刷(1981年7月第1刷)

  • Incisor

    読みながら、むかし確かに読んだことがあると思い出した。おおいつくされた茨やさしこむ光の感覚がくっきりと記憶にのこっていた。その頃の読書から受けとった感覚は、みずみずしく、しっかり心にきざまれることをあらためて感じる。その感覚の記憶を味わいながら、ストーリーは覚えていなかったので、ワクワクと読んだ。クラスメートたちの知らなかった一面に出会い、今まで気づかなかった新しい自分を知ることができた、思いがけない時間。校舎の内外の描写がリアルだからこそ、おまけの時間がより身近に、起こりえそうに感じた。

  • TOMO

    子供がこれで読書感想文を書くというので、自分も読んでみましたが、児童書と侮るなかれ!とても楽しめました。

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