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メディア・コンテンツ論 メディアの未来

岡本健

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779509728
ISBN 10 : 4779509726
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代社会に遍在し、氾濫するメディア・コンテンツを理論的、実務的視点から多角的に読み解く。

目次 : 第1部 メディアの変遷とコンテンツのあり方(メディアの発達と新たなメディア・コンテンツ論―現実・情報・虚構空間を横断した分析の必要性/ アニメはどこから作られるのか―変わる原作の生まれ方/ メディア・コンテンツと著作権―「よき人生」のための「文化コモンズ論」「かかわり主義」/ コンテンツ論の新たな展開―「コンテンツ=中身」論の限界と間コンテンツ性)/ 第2部 メディア・コンテンツ分析の視角(グローバル化の中のコンテンツ文化を考える―雑誌『Tarzan』に見る男性身体のイメージとその変容/ 「ゾンビ」と人間・文化・社会―「他者」との関係性に注目して/ 「魔法少女」アニメからジェンダーを読み解く―「魔」と「少女」が交わるとき/ 家族の視点から「Jホラー」を読み解く―変容する家族、メディア、恐怖/ コンテンツ分析の視角としての「フォルム論」―推理小説、あるいは近代社会の自己意識をめぐる物語)/ 第3部 メディア・コンテンツと社会の関係性(グローバルな社会におけるメディア・コンテンツ―マレーシアと日本におけるインターネットとジャーナリズム/ コンテンツの国際的・地域的展開―スーパー戦隊シリーズのフォーマットとナラティブの関係/ コンテンツビジネスの新たなあり方―アニメ番組の制作と二次利用を中心に/ コンテンツの「消費」の仕方と地域との出会い―「コスプレ」というコンテンツ文化/ コンテンツツーリズムというアプローチ―アニメコンテンツと地域社会をめぐる新たな潮流とその特性から)

【著者紹介】
岡本健 : 奈良県立大学准教授

遠藤英樹 : 立命館大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆえじん

    やはり読者の少ない、シリーズ『メディアの未来』の8作目.第一部は「メディアの変遷とコンテンツのあり方」で東浩紀読者のぼくとしては、少し物足りない内容.第二部は「メディア・コンテンツ分析の視角」で、アカデミックなコンテンツ批評が分かる.第5章の雑誌Tarzan論と推理小説からコンテンツの構造=フォルムの分析の重要性を説く第9章が面白い.第三部は「メディア・コンテンツと社会の関係性」で戦隊者モノ論がよいが、第三部後半は国の政策への批判的視野に欠いていて、クールジャパンそのまま推してて大丈夫すかねと思ったり.

  • 愛楊

    本書は2016年6月に上梓された。シリーズ「メディアの未来」第6番。15本の論考が載せられており、それぞれ多様な話題を扱っている。編者の岡本健が観光学者であることもあり、コンテンツツーリズム等の観光学の論考が多い。著作権法や文学理論、ジェンダー論、実証研究など様々である。二次創作論(現代日本の間テクスト性研究)としては稀有であるため必携の書である。

  • メディアを通して衆人の目に入るコンテンツは、単体で価値として存在する訳ではなく、社会の「現実」と「虚構」の受け止め方によってその形を成す。本書で取り上げられる論文の中では、推理小説が自己の再帰性を表象するという指摘は興味深かった。近代における「自分は何者なのか?」という問いは、設定のフォルム(形式)が再帰的に叙述される推理小説の内実であると筆者は指摘する。受け手はコンテンツに対して自分を反映し、またコンテンツからも自己への反映を受けるのであろう。コンテンツがフォルムを形成する。逆もまた然りということか。

  • センケイ (線形)

    総まとめの少なさだけが惜しいけれどもどの個別の議論も深く、現時点ではここでしか読めない話題も多そうである。特にアニメの委員会方式や、戦隊を通じた「フォーマット」の議論などはかなり理解しやすく素描されており、事実・概念としても、得られるものが大きい情報だ。コンテンツに対する議論としても、こうした本で接触しなければ(フォーマットや社会への影響といった周辺的な議論を一度無視した)プロトタイプな話題に意識が行ってしまうため、そうした偏見をほどいてくれる点でもありがたい一冊であった。

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