テクストの誘惑 フィロロジーの射程 九州大学文学部人文学入門

岡崎敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784798500850
ISBN 10 : 4798500852
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
岡野潔 ,  
追加情報
:
227p;21

内容詳細

目次 : 第1部 テクストの誘惑(餓鬼文献を読む/ 海外情報をどう復原し、どう評価するか―「頭陀親王入唐略記附載伊勢興房報告」を読む/ 哲学テクストの解釈―アリストテレス形而上学における基礎概念の考察/ 作家の覚書を読む―草稿研究の余白に/ 顔を読み解く/ 「つれづれ」とは何か―『徒然草』の転変/ 活字離れのすゝめ―日本古典文学の愉しみかた)/ 第2部 フィロロジーの射程(文献学から言語学へ―言語における「法則性」の発見/ テクストの形而上学/ 「風景」を/から考える/ 日記によるコミュニケーション―近代日本から古文書学を考える/ 作家の書簡集を編む/ アベラールの語り、エロイーズの声)

【著者紹介】
岡崎敦 : 西洋史学研究室、教授

岡野潔 : インド哲学史研究室、教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 山がち さん

    人文学入門のシリーズ全四冊の中で最も興味深かったのはこの一冊である。私自身の興味関心の問題もあるが、さらなる学習に向けてのアドバイスなど好感が持てた点も大きい。本書は、もちろん他の本で失われているわけではないが、テクストに対して真摯に向き合ってきており、学ぶところが大きい。川平先生の「つれづれ」に関しては、私的に最も面白いと思っただけではなく、精緻な研究の必要性を、研究者だけではなく、その成果の一般への還元という点からも感じさせるものであった。無批判につれづれを「所在ない」などと取っていたのが恥ずかしい。

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