これでいいのか岩手県 地域格差にあえぐ素朴で我慢強い岩手民 地域批評シリーズ

岡島慎二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896378504
ISBN 10 : 4896378504
フォーマット
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
319p;15

内容詳細

岩手は人も歴史も「我慢」が特徴の県だ。昔から当地の支配者は中央権力に抵抗し続け、住民は厳しい自然に立ち向かってきた。現代においても東日本大震災では多くの県民が我慢と苦労を強いられた。そんな苦難を岩手は忍耐と不屈の精神で乗り越えてきた。というわけで、県民は団結力が強そうな印象だが、そうでもないのが岩手の不思議なところ。県土が広く山や高地ばかりの地勢もあって、昔から地域間の交流が少なかったのがその要因だが、歴史的な反目もある。北は旧南部藩領で南は旧伊達藩領。犬猿の間柄ともいわれた両者の遺恨は現代にも燻り続け、加えて南北の経済発展の違いで生じた格差も対立感情を助長している。本書は我慢強くコツコツ堅実な岩手県民の本質、地域間の対立感情、さらに三陸の復興の現状など、岩手を多角的に捉えながら、岩手の本当の魅力と進むべき道を探っていく。

目次 : 第1章 岩手県ってどんなトコ?/ 第2章 逆境から立ち上がる岩手県の歴史/ 第3章 岩手県民ってどんなヒト?/ 第4章 県都・盛岡を擁する県央の独立不羈精神/ 第5章 発展しているのにダメな県南の大きな悩み/ 第6章 まとまりのなさは県下随一!?いつまでたってもバラバラな沿岸北部/ 第7章 復興のカゲに埋もれる沿岸南部の大問題/ 第8章 我慢しなくていい岩手になるために

【著者紹介】
岡島慎二 : 1968年生まれ。茨城県出身。ギャンブル系から学術系まで何でもこなす雑食ライター兼編集者

鈴木ユータ : 1982年生まれ。千葉県出身。全国各地を駆け巡る実地取材系フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲオルギオ・ハーン さん

    岩手県民ですが、岩手のことをあまり知らないということで読みました。県外出身の方が岩手に来て客観的に書いているので忖度もなく読みやすい。初対面の相手に対しても無下にせず話を聞いてくれる(他県で生活するとその親密さに感動してしまう)、我慢強い(悪口が少ないから余計に思う)などの良い点。日和見な態度をとりやすい、車の速度をつい出してしまう傾向、子どもが脳筋になりやすい(ちょうど中学生ではっきりするのが面白い。ちなみに数学は一番苦手)。また、地理的な問題や地域ごとの傾向を紹介しているのも面白い。

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