笊ノ目万兵衛門外へ 河出文庫

山田風太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309417578
ISBN 10 : 4309417574
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;15

内容詳細

大名からあつい信頼を得ながらも、壮絶な事件の果てに非業な最期を迎える同心を描いた表題作、本能寺の変の第一報が敵方に入っていた世界を描いた「明智太閤」、ある宣教師が隠れ切支丹の島で信じがたい奇習を目にしてしまう「姫君何処におらすか」、捕まえた悪党を片っぱしから処刑する「南無殺生三万人」など、鬼才による傑作短篇集!

【著者紹介】
山田風太郎 : 1922年兵庫県生まれ。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞。63年から刊行された「山田風太郎忍法全集」がベストセラーとなり忍法帖ブームをまきおこした。その後も明治もの、室町もの等多彩な作品で人気を博す。2001年7月28日逝去。10年にはその名を冠した山田風太郎賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    『笊ノ目〜』最愛の者を信念に捧げる男!組織は個人の思いも功績もくそも何も配慮しない。『明智〜』並行宇宙…ノン走馬灯。『姫君何処〜』隠れキリシタンに三百年の年月の及ぼした信仰の変化を恐るべしとするのか、西暦元年に発する本家本元の信仰の何を以て変節がないと云えるものか…。『南無殺生〜』信念を持たない激務の行方に仏壇投げに至る悟り、男はつらいよ。『お江戸英雄〜』名を成すも成さぬも世間次第と、云うこと…。何処の短編も壮絶な印象を与える。風太郎恐るべし!

  • geshi さん

    山風の醍醐味である壮絶と悲哀が存分に味わえる短編集。表題作は仕事に愚直な男が徐々に身を削られていく様にあえて心情を書かないことの印象。『明智太閤』紙一重で変わる歴史のIFを鮮やかに見せてくれる。『姫君何処におらすか』宣教師と切支丹の話なのに、異様なものに飲み込まれるホラー。『南無殺生三万人』鬼と恐れられる人物にもある変遷に目を向けつつ、やっぱり分かんねぇと突き放すよう。『お江戸英雄坂』英雄にあこがれた男が時代や周囲に翻弄され、後の世から見れば評価も変わってしまう皮肉。

  • タツ フカガワ さん

    もしも本能寺の変の知らせが秀吉より早く毛利方に届いていたらという「明智太閤」。人質をとって立てこもった悪党を斬れば、人質に取られた武士まで醜態だとして斬った盗賊改め方初代長官中山勘解由の斬りまくり人生「南無殺生三万人」。英雄になろうと大志を抱く男が、これぞ英雄になる男と見込んだ二人が相馬大作、鳥居耀蔵だった「お江戸英雄坂」。歴史的事実に奇想・滑稽・皮肉などを絡めた山風先生ならではの短編集、大いに楽しみました。

  • 有理数 さん

    山田風太郎、やっぱり超面白いよ……。表題作は再読だが、凄まじい傑作。描かれるエピソードが少しずつ不穏さを纏い、極めて重く胸に迫るラストに溜息を吐くしかない。傑作という言葉では足りない傑作。他、どれも面白い作品しかないが、「南無殺生三万人」もよかった。犯罪を取り締まる盗賊改めに任ぜられた中山勘解由が、悪人たちをひたすら捕らえ、斬り捨てる話。痛快活劇ではなく、勘解由の苦悩や、挫折、失敗、家族との会話など、これもまた多くのエピソードと歴史書とが絡み合いながら進む。重い話だが、没入してしまう。

  • まこみや さん

    幾分かの史実に基づきながらも、まさに天翔る想像力の翼に乗って語られる伝奇的世界はほとんど“凄み”すら感じさせる。畏るべし異才山田風太郎、惜しむべし奇才山田風太郎。

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山田風太郎

1922年兵庫県生まれ。東京医科大学卒。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞。63年から刊行された「山田風太郎忍法全集」がベストセラーとなり忍法帖ブームをまきおこした。その後も明治もの、室町もの等多彩な作品で人気を博す。2001年7月28日逝去。10年にはその名を冠した山田

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