甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション 角川文庫

山田風太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041356531
ISBN 10 : 4041356539
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
15cm,341p

内容詳細

400年来の宿敵として対立してきた甲賀・伊賀の忍法二族。彼らは服部半蔵の約定によって、きわどい均衡を保っていた。だが慶長19年、家康によってついにその手綱が解かれる。三代将軍の選定をめぐる徳川家の紛争を、両里から選ばれた精鋭各10名に代理させようというのだ。秘術の限りを尽くし、凄絶な血華を咲かせる忍者たち。だが、そこには流派を超え、恋し合う2人の名も含まれていた…。山風忍法帖の記念すべき第一作。

【著者紹介】
山田風太郎 : 1922年兵庫県生まれ。東京医科大卒。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞を受賞。その後、58年『甲賀忍法帖』を発表し忍法ブームに火を付けた。また、『警視庁草子』『幻燈辻馬車』等で、開化小説にも新領域を開いた。他にも秀作、名著多数。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    『バジリスク』を全巻持っており、なかなか読む気になれずにいた作品。最近になって、山田風太郎読みたい熱が徐々に高まり、今しかないと決意。かなり細かいところまでストーリーは覚えていたので、ワクワクはそれほどなかったが、もともと好きな作風なので、のめり込むのはあっという間だった。今となっては、同様のフォーマットを用いた漫画が量産され、トレンドとしても、個々の対決にもっと尺をとり、それぞれの背景まで見せた上での死闘とする方が、支持は得やすい。なので、平成生まれ以降の読者には、展開が淡白に感じられるかもしれない。

  • 青乃108号 さん

    間違えて「伊賀忍法帖」を借りてしまい、慌てて借り直した「甲賀忍法帖」。明日も仕事なのでほどほどにと思いながら読み始めたら最後、一気呵成にクライマックスになだれ込む怒涛の展開にページを捲る手が止められぬ。いゃあ面白かった。伊賀対甲賀、総勢20人の奇想天外忍術合戦。何しろ20人の忍者がそれぞれ奇怪な忍術を駆使し、入り乱れ戦うもので人名を憶えるのが物凄く苦手な俺には誰が誰だか分からん状態。だがしかしそんな細かい事はどうでもいいや。とにかく面白かったから。読まずに死ななくて良かった、と思う。

  • さつき さん

    徳川幕府三代将軍には誰がなるか?甲賀、伊賀の忍者達に代理戦争をさせ決定しようという奇想天外な物語。肉体を様々な形状に変化させたり、見つめるだけで人を殺したり、妖術に長けた精鋭達の殺し合いは凄まじい。この作品は全く初めてでしたが、私が持つ忍者のイメージそのままなストーリーでした。忍者がやたらと巻物を奪い合うのはここからなのかな?

  • Sam さん

    山田風太郎の作品を漁ってるうちに名作の誉れ高い本作に辿り着いた。甲賀、伊賀それぞれ10人の選ばれし忍者が秘術を尽くして戦うというシンプルながらも胸踊るストーリー。読み始めてすぐ、子供のころ大好きだった「伊賀の影丸」にそっくりと気付いたがなんのことはない、本作が元ネタだったらしい。本作からエロとグロを取り去ると「影丸」の世界である。本作では権力に翻弄される儚い運命を描きたかったのではないかと思いつつ、とにかく飽きずに読ませる趣向満載の楽しいエンタメ。禁断のシリーズに手を出してしまったのかもしれない。

  • 優希 さん

    忍者小説の元祖とも言える作品かもしれません。甲賀と伊賀の奇想天外な忍法合戦が繰り広げられます。服部半蔵によって保たれる際どい均衡でしたが、家康によってその均衡が壊されます。徳川家の紛争を両里の精鋭に代理させることにしてからの流れが手に汗握る展開でした。秘術の限りを尽くし、壮絶な血が流れていく様子は忍法を超えた闘いと言ってもいいかもしれません。妖しくも荒唐無稽さにのめり込んでしまいます。流派を超えて恋し合う2人も巻き込まれていたのは切なかったですけれども。過激なアクションは読み応えありますね。

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人物・団体紹介

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山田風太郎

大正11年(1922年)、兵庫県に生まれる。父母ともに代々医者の家系で本人も東京医科大学を卒業。昭和23年(1948年)『眼中の悪魔』で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。昭和33年(1958年)に発表した『甲賀忍法帖』を皮切りに忍法帖もので流行作家となる。伝奇小説、推理小説、時代小説など多種多様な小説を

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