風葬の教室

山田詠美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309005027
ISBN 10 : 4309005020
フォーマット
出版社
発行年月
1988年03月
日本
追加情報
:
20cm,167p

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    YA。いじめ。小学5年の本宮杏(もとみやあん)は転校生。父の転勤で何度も転校しているのでそつなく学校生活を送ることを望んでいた。だけど人気の体育教師に気に入られたことがクラスメイトの癇に障り、いじめが始まる。無視悪口、エスカレートしたいじめは暴力に至る。自殺を考え遺書の下書きをした杏だったが、家族の会話を聞き思い直す。死のうと思った時より死ねないと決意した時の方が泣く。姉も小さい時いじめられたらしい「でも、私は、全然平気だったわ。いじめっ子連中をひとりひとり殺していったもの」軽蔑で殺す▽こぎつねこん

  • まる子 さん

    先生からのおすすめ。「風葬」とは?から意味を知り、その通りの物語だった。都会から田舎に転校してきた小5の少女。都会を感させる言葉や雰囲気、男性教諭から気に入られたからと、クラスからいじめられる事に。内容はタイトルそのまんま感じられた。この少女は現状を乗り越えるのか?自死を選ぶのか?見守っていたはずか、彼女は強くなっていた〜!「自分をいじめた相手を心の中で…」と、これが風葬に通じた。昭和63年に書かれたいじめ問題。今のティーンがこれを読んでどう感じるのかな。

  • cockroach's garten さん

    友人から賜った本です。少女の稚拙美な言葉で赤裸々に語られる陰鬱な出来事。学校や世間の目に束縛され逃れることの出来ない学生時代。転校生の少女は静謐を望んでいたのに、理性を曲解させた暴徒の憎悪はそれを聴きいれることはない。狭隘な環境下で繰り広げられる、無慈悲ないたぶりと飛び交う行違った思惑。少女は孤独の深遠に一人耐える。露知らずの家族。少女の死に対する思いや大人と子供への観察眼は興味深かった。

  • shoko さん

    独特な語り口調に恐怖心を覚えた。こどもの頃の記憶はいいものしかないのだけど、ひょっとして私、自分でいいものに作り替えて記憶しているんじゃないかって思えた。教室の中が単純で純粋なこどもの学舎なのって小学校2年生くらいまでの話だよな。少女の語りからとてもリアルに感じられて引き込まれてしまいました。山田詠美さん、ますますはまらせてくれます。

  • hime6zd5 さん

    初版本を20年前に読んで以来の再読。結末を知っているのに、読んでいる間は子供時代にタイムスリップしたかのようにドキドキしながら読んだ。教室のあの閉塞感、学校が人生の全てで、行きたくないのに、行かざるおえない感じ。苛められていることを親に隠したい気持ちを思い出し胸が苦しくなった。最後の豹変(成長)には何度読んでも拍手喝さいを送りたい。

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