そこの意味、位置づけ、理由、裏付け、背景、山田さんが書いたら、書けたら、本は厚く、今支える読者は違う層になるだけで、。それが軽さで読みやすい事で、人気作品作者で、山田さんの最大の武器はポンポン次から次に出るアイデアの設定や題材。本作も発揮されている。

SNS、RMT、サークル、いじめ。作品の背景にあるのは、いつも今の時代にあった面白い話題。誰かに勝ちたい、自慢したい、認められたいといった感情は普遍的なものなのかもしれない。

Aコースに続き、仮想空間バーチャワールドの体験アトラクションでのミッションクリアに向かう中で、あれこれ想像を越えてどう終わりを迎えるのかのお話。体験ゲーム小説みたいな薄い表現が多く、ストーリーも想像はしなかった事はあったが、総じて面白いとはならなかった。もの足りない。

仮想空間のバーチャルゲームのお話。ここまでのお話は実在でやる、作るのは人道的に叩かれる等で実現はしないだろうけど。近いものは近い将来にポツポツとあるんじゃないかと。どうしてもハッピーでもバットでもないモヤっと終わる感じをどうするのか、じゃないだろうか。話は、小説で山田さんの作品、らしい終わり方でした。

ホラー作品で、基本苦手なジャンルでしたが、おどろおどろしい表現描写は、感じない(ない)ので、ニューホラーって表現なんでしょうか。気持ち悪さは、残りますし、最後の最後の裏切り感もよく、想像の外想定外なので、考える事伝わる受け取るテーマがあって、面白い話でした。

面白いです。復讐ホラーサスペンス。題材は、よくある設定ですけど、そこは山田さんのテイスト、穴はあるし、つつけばどんどん開くほど常識理屈に無理がありますけど、都合良くない？いやそういう世界感と割り切ってサクサク。モヤっとドロつと終わる感じもいいです。

山田さん3作目。今回は、学園もののホラーサスペンス。リアル鬼ごっこ、ベイビーメール、で今作。 尻下がりな印象です。別に三部作ではないのであれですけど。変に読みにくい表現や、難しい言葉は使っていないので読みやすい作家さんです。ページにびっしり字がある訳じゃないですし、サクサク進む感じ。ジャケットから苦手な人でも読めちゃうけど、ホラー好きには不満がたまるかも。

理不尽感満載の佐藤さんが他の佐藤さんを消すお話。権力者が変なやつだと面白い話になるけど、現実こんなんめちゃくちゃですけどね。作者の山田さんが佐藤さんの苗字に嫉妬して作ったのではないのか、邪推しますが。人気作者山田悠介さんデビュー作。

疑問矛盾感情移入を捨てて読みましょう。ノンフィクションですから。私は、生憎有名進学校の生徒に自分だったらと感情、思考乗っける事はできません。こんな大事件があっても、出席すらしてなかったタイプでしょう。正義感、倫理感、道徳感、そして強調性。主人公の人柄に憧れますよ。

親指さがし 何事って引きつける感じで読んじゃう。よくあるホラー作品。展開を引きつける所から、読み進みが上がりました。