ポル・ポト“革命”史 虐殺と破壊の四年間 講談社選書メチエ

山田寛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062583053
ISBN 10 : 4062583054
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
山田寛 ,  
追加情報
:
19cm,232p

内容詳細

無軌道に展開した強制労働、密告、そして処刑。カンボジアの全国民の四分の一を死に追いやったポル・ポト政権の「革命」とは。20世紀最大の蛮行、その軌跡と背景を初めて完全解読。

【著者紹介】
山田寛 : 1941年生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。読売新聞サイゴン支局、バンコク支局、パリ支局、アメリカ総局長などを経て、現在、嘉悦大学教授。専攻は国際関係論、アジア事情(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ようはん さん

    ポル・ポト政権の行ったカンボジア国民への残虐な所業の数々はある程度は知っていたが、読んでみてどうしてこうなった…としか言いようがない。ポル・ポト政権崩壊後の多くの幹部が因果応報の最期を迎えず割と穏やかな老後を過ごしていたのも多数の虐殺された人々を思えばすっきりしない。

  • coolflat さん

    カンボジア内戦〈ロン・ノル政権(70〜75年)〜ポル・ポト政権(76〜79年)〜ヘン・サムリン政権(79年〜)〉の歴史、ポル・ポトの生涯とポル・ポト派の顛末を描く。カンボジア内戦はベトナム戦争から派生して起こった。ベトナム共産軍はカンボジア領を安全な聖域として最大限利用し、中立外交を掲げていたシアヌーク政権は、ベトナム共産勢力と協力路線を取るようになっていった。70年、米国の支援を受けたロン・ノルがクーデターに成功。シアヌークはロン・ノル打倒のカンボジア民族統一戦線を結成。泥沼のカンボジア内戦が始まった。

  • HERO-TAKA さん

    ポル・ポト政権の誕生から後始末までを綴った一冊。もちろんポル・ポト派へ批判的な目線ではあるが、革命政権の変遷を冷静に整理してくれる。原始共産主義思想について興味があったのだが、ポル・ポト派にはその理想を現実に扱えるわけがなかったとぶった切っているので詳しくは掘り下げられず、その部分は残念だった。

  • ジュンジュン さん

    栄光のアンコール王朝崩壊後、西のシャム(タイ)と東のベトナムから絶えず干渉を受け、やがてフランスの植民地にされる。上はシアヌーク、ポルポトから、下は兵士、農民まですべての人の願いは独立。戦後、ようやく悲願達成した刹那、イデオロギーの時代が生んだリヴァイアサン・共産主義(ポルポト派)に飲み込まれてしまった。凄まじい…強制移住、宗教弾圧(95%が仏教徒)、家庭崩壊、そして粛清、粛清、粛清、150万人(総人口700万人)の生き血を啜り続ける。政権にあった3年8ヵ月20日、毎日約1100人ずつ殺した計算になる…。

  • Y田 さん

    ◆何だろ…共産主義って、暴力も込みで、中に組み込まれてるんだな、、そして又、矛盾を見えなくするようなパワーがあるんだなと。◉「ポルポト政権」は約四年だが、シアヌーク国王やロンノル政権の思惑、ベトナムの状況、更に米、ソ、中などの思惑が絡み合う歴史の中で見ないと分からなくなることも分かる。◉終章「革命が超えられなかったもの」の中で、家族や宗教を否定した元ポルポト派幹部が晩年を家族と過ごそうとしたり仏にすがる事実が記される。結局彼らは人間なんだなと再認識できる。元々は理想に燃えた人達だというのも本当に皮肉。

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