父という余分なもの サルに探る文明の起源 新潮文庫

山極寿一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101265919
ISBN 10 : 4101265917
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
325p;16

内容詳細

人類の歩みは「父」の創造から始まった――ゴリラ研究の第一人者が、丹念なフィールドワークと深い洞察に基づいて、人類に備わる特性のルーツに迫る。なぜヒトは家族で暮らすのか、父親の存在とは何か。恋愛、同性愛、遊び、食事……。コンゴの森に分け入り、野生のゴリラと触れ合って研究を続ける霊長類学者が、「父性」を手がかりにヒトの社会を考察する。発見に満ちた文明論!

【著者紹介】
山極寿一 : 1952(昭和27)年東京生れ。霊長類学者・人類学者。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。コンゴ・カリソケ研究センター研究員、日本モンキーセンター、京都大学霊長類研究所、同大学院理学研究科助教授を経て同研究科教授。2014(平成26)年10月から京都大学総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • marumo さん

    ゴリラ研究の第一人者が、類人猿社会の在り方をヒトの社会に敷衍して「父」の存在意義を解き明かす・・つもりだったのでしょう。食と性の在り方が、ゴリラやチンパンジー、ボノボの生態を特徴づけていることを具体例をひきながら解説するも、途中サルへの情熱が暴走。一章丸々オスゴリラの群れの同性愛乱交について、微に入り細に入り語りだす。結果「理由はわからん」と。学者らしい潔い態度ではあります。ゴリラ愛は確実に高まりますが、ヒトの父に対する理解は深まりません。ミロコさんの表紙が可愛い?

  • ばんだねいっぺい さん

    ゴリラのように泰然自若。いい言葉。パクりたい。

  • CTC さん

    15年新潮文庫。単行本は83〜96年の雑誌・新聞発表テキスト+追補で新書館より97年刊。 「多くの動物のオスは子孫に遺伝子を提供する以上の貢献をしていない」「人間以外の動物は父という存在を常に必要とはしていない」という事実から人類の進化を考察する。 子育てを根本原理とする家族と、それを複数含む共同体は、本来相反するから(家族は無条件の愛、社会は互酬的)、人以外の霊長類は「家族的な群れ」か「家族のない集団」を作る。人は、危険な環境下で共同保育を行った事で、オスにも父親にもなる“男”を形成…なるほどなあ。

  • 安国寺@灯れ松明の火 さん

    最後の対談が分かりやすくて、『考える人』のインタビューに続いて興味深く読みました。例えば、食物を持ち帰って仲間といっしょに食べるという「共食」は、人間以外では見られない行動だといいます。これが成り立つには「抑制」と「同調」が必要で、この2つを使い分けることによって人間の社会行動が生まれたのではないかと。人間を知るためには人間だけ見ていてもダメで、人間に近い類人猿を研究することで人間らしさが見えてくるという視点には、何ともスケールの大きな学問であることを感じます。

  • しゃんしゃん さん

    京大総長の刺激的な一冊。読み終えたのに再読しようと思った一冊。男が父親になるためにはまず女から選ばれ次に子供たちから選ばれるという二重の選択を経なければならない。類人猿から人類に至るまでの過程で、家族がどのように生まれたか、言って見れば、余分なものとしての父親の機能がどのようにして誕生したかを主に性と食事の二つの方向から分析。明解で面白いそれでいてアカデミック。しっかし?ゴリラをはじめとする同性愛行動の誘惑、交渉の回数にまで克明に調査する学者先生に拍手を贈りたい。

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人物・団体紹介

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山極寿一

1952年、東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学総長。京都大学理学部卒、京大大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、理学博士。ゴリラ研究の世界的権威。ゴリラを主たる研究対象にして人類の起源をさぐる。ルワンダ・カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターのリサーチフェロー、京大霊長類研

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