高倉健 藤純子の任侠映画と日本情念

山本哲士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784938710941
ISBN 10 : 4938710943
フォーマット
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
378p;26

内容詳細

「健さん」こと高倉健、藤純子そして鶴田浩二による東映任侠映画の映像言語表現は、井原西鶴の義理、近松浄瑠璃や長谷川伸の人情をこえる、憤怒と情愛の日本“情念”表出による文化遺産である。折口信夫による「ごろつき」の乱暴の美をポジティブに考えることなしに、侠客・じんぎの心意伝承論をふまえた任侠映画理解はありえない。ドゥールズ、ラカン、フーコーの哲学視座をもって、義理・人情の擬制概念を打破し、日本で、はじめて任侠映画の文化精髄を本格的に論じた映画文化論。なぜ高倉健は前科者を演じ続けたのか、なぜ藤純子は女侠客として生きたのか。「いき」を超える「いなせ」な健さん・藤の表象、そして悪が真実を語ること、その悪を諸肌脱いで叩き斬る「死へのシニフィアン」をもって、倫理の本質へと迫るとともに、男女の情愛の哀切の極限を描く任侠映画の深さに迫る。昭和残侠伝、50周年を記念しての刊行。

目次 : 1部 待ってました!健さん!(昭和残侠伝の暗く煌めく世界/ 任侠映画の始まり:人生劇場と日本侠客伝と博徒/ ごろつきと渡世の心意文化史:折口信夫と長谷川伸/ 日本侠客伝とマキノ雅弘の世界/ 網走番外地:道徳・倫理と侠客:「善/悪」の類型から派生するもの/ 闇に燦めく刃と唐獅子牡丹:健さんは、何を叩き斬ったのか!)/ 2部 緋牡丹博徒と藤純子の女侠客(姓は矢野、名は龍子、通り名を「緋牡丹のお竜」と発します!/ 恋女房と芸術と女渡世人/ 情愛の情念)/ 3部 任侠映画ブームの終焉地平(任侠映画の終息/ その後の高倉健)/ 終章 「社会」を撃つ西部劇、「産業化」を斬る任侠映画

【著者紹介】
山本哲士 : 1948年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科、博士課程修了。教育学博士。政治社会学、ホスピタリティ環境設計学。信州大学教授、東京芸術大学客員教授をへて、現在にいたる。文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター。企業環境、ファッション環境、ツーリズム環境、環境倫理・環境哲学など、社会環境、文化環境から“場所‐地球”の経済/政治を近代学問体系を超えて総合的に設計・構築する超領域的研究。1975年、イバン・イリイチが主宰したメキシコのCIDOCへ遊学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

山本哲士

1948年生まれ。信州大学教授、東京芸術大学客員教授をへて、文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター。教育学博士。政治社会学、ホスピタリティ環境学など専門分割領域にとらわれない超領域的専門研究の研究生産と文化生産を切り開いてきた。研究生産として文化科学高等研究院を設立、その学問の文化ビジネス機関と

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品