江戸学講座 新潮文庫

山本博文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101164472
ISBN 10 : 4101164479
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
242p;16

内容詳細

能力があり過ぎたため、出世できなかった長谷川平蔵。出張の費用に当てるため、娘を遊女屋に預けて、お金を借りた旗本…。武士たちの出世競争から、治安維持と災害対策、海外貿易まで、二人の人気作家の鋭い疑問に、東大史料編纂所の山本教授が明快に答え、意外な事実が明らかに。手練作家たちも思わず唸った「江戸時代通」になれる話を満載。

目次 : 1 武士と奥女中のサバイバル・ゲーム(奥女中は憧れの職業(山本博文/ 宮部みゆき)/ 現代顔負けの就職戦争(山本博文/ 逢坂剛)/ 大名・旗本の出世競争(山本博文/ 逢坂剛)/ 勤番武士の日常生活(山本博文/ 宮部みゆき))/ 2 治安維持と災害対策(八百八町の犯罪白書(山本博文/ 宮部みゆき)/ 明暦の大火―そのとき江戸は(山本博文/ 逢坂剛/ 宮部みゆき)/ 安政の大地震―そのとき江戸は(山本博文/ 逢坂剛/ 宮部みゆき))/ 3 旅と海外貿易(武士の転勤・公務出張(山本博文/ 逢坂剛/ 宮部みゆき)/ お伊勢参りは一生に一度(山本博文/ 逢坂剛/ 宮部みゆき)/ 錯国の意外な実態(山本博文/ 逢坂剛))

【著者紹介】
山本博文 : 1957(昭和32)年、岡山県生れ。東京大学大学院修了。東京大学史料編纂所教授、東京大学大学院情報学環教授を兼任。『江戸お留守居役の日記』で、日本エッセイスト・クラブ賞受賞

逢坂剛 : 1943(昭和18)年、東京生れ。作家。『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞

宮部みゆき : 1960(昭和35)年、東京生れ。作家。『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    宮部 みゆき、逢坂 剛、お二人の作家が灯台史料編纂所教授の山本 博文氏に江戸人たちの暮らしの実態を聞くというスタイル。話題は奥女中の実態や武士たちの就職戦線、あるいは明暦の大火や安政の大地震といった天変地異から民衆たちが大狂乱したお伊勢参りまで、実に多岐に及ぶ。いずれも確かな資料に基づいたお話し。もっとも興味深かったのは島津家文書の「江戸大地震の図」という絵巻。大変な時にこそ、江戸の人たちの市民としての実力がわかる。また、お伊勢参りの項などは、江戸がもはや資本主義社会を形成していた ことがうかがい知れる。

  • 小梅 さん

    対談形式なんですが、話しながら時代小説の構想を練ってたりするんだろうなって感じた。NHKの時代ドラマ「ブシメシ」や昔にみた「伝七捕物帳」や、もちろん「鬼平」が頭の中をグルグルしました。

  • mura_海竜 さん

    『歴史をつかむ技法』の歴史学者の山本氏、百舌シリーズの作家逢坂氏、深川に住む作家宮部氏の対談をまとめたもの。大きな章は「武士と奥女中のサバイバル・ゲーム」「治安維持と災害対策」「旅と海外貿易」。中でも勤番武士の項と明暦の大火は大変面白く拝読。明暦の大火の影の目的に驚愕。宮部さんから問いに山本さんが即答、すごいなと感じた。江戸組織の各位の名称などの図がわかりやすく、時代小説を読む際は手元に置きたいと思う。

  • おか さん

    歴史学者の山本博文さんに 宮部さんと逢坂さんがこれからの著作の為に興味津々で江戸時代の様々な事を聞き取りをしている。これは 今後江戸時代物を読む為には必携の書です。旗本の出世コースの図解だの辻番や自身番、木戸番の区別 等々 知っているようで余り気にしていなかった事等がきちんと理解でき 物語の構成や その時の人々の気持ちまでもが理解できる と思います( ◠‿◠ )

  • こばまり さん

    人気作家が人気学者に教えを乞う。面白くないはずがない。目がランランというか、ネタにする気マンマンで前のめりなのが伝わってくる。それにしてもさすが時代物を書かれる作家両氏。博学である。

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人物・団体紹介

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山本博文

歴史学者(日本近世史)。1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学史料編纂所教授などを務めた。2020年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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