修羅走る関ヶ原 集英社文庫

山本兼一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087454031
ISBN 10 : 4087454037
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
追加情報
:
608p;16

内容詳細

時は慶長五年九月十五日。昨夜来の雨は上がれど、濃霧が立ちこめる関ヶ原。一大決戦の秋を迎えていた。未明、小早川秀秋の裏切りの気配を伝える密使が石田三成の下にやって来る。三成は裏切りに備え、万全を期す。一方、徳川家康は、豊臣恩顧の福島正則らの動向に不安を募らせる。東西両軍、命運を賭けた戦いの火蓋が切って落とされた!日本史上最大、関ヶ原の合戦。その長い一日を描く戦国巨編。

【著者紹介】
山本兼一 : 1956年京都市生まれ。同志社大学文学部美学専攻卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとして活躍。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞、04年『火天の城』で第11回松本清張賞、09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞を受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 三代目 びあだいまおう さん

    『関ヶ原の戦い』天下分け目、徳川家康率いる東軍と石田三成中心の西軍、合わせて20万人もの大戦だが、勝敗が決するまで要したのはたった半日。その日のみにフォーカスした作品で著者遺作。三成から始まり有名無名様々な武将目線で関ヶ原が紡がれる大変ユニークなスタイル。ある程度関ヶ原までを知っていた方が楽しめるかも。古今の歴史書で脇役に過ぎない武将目線も面白い。印象的だったのは土肥兄弟(架空?)の矜持と行動、そして敵味方に分かれた大谷吉継と福島正則の友情!著者渾身の遺作!刮目!戦国修羅達の生き様死に様を堪能せよ‼️🙇

  • yoshida さん

    関ヶ原と言えば司馬遼太郎氏の作品が有名だが、本作も実に良かった。関ヶ原合戦に特化し西軍の視点を中心に大名達の攻防が描かれる。特に合戦の鍵を握る小早川秀秋や毛利秀元を動かす為の、石田三成の家臣達の活躍が見所である。結局は小早川は裏切り毛利は動かない。そこに異を唱える松野主馬や、家康の首を狙う石田三成の家臣達の行動が読ませる。特に印象的な福島正則と徳川家康の最後の対面。豊家に手を出さないなどとは言えない家康。言わそうと迫る福島正則。豊家の内部抗争がなければ歴史は変わったか。実に読み応えのある作品だった。力作。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    天下分け目の関ヶ原の戦い。関ヶ原の戦いというと合戦前の家康の調略戦も面白いのだが、これは当日のお話。家康、三成だけでなく、黒田長政、福島正則、大谷吉継などそれぞれの武将の視点で描かれる決戦当日。歴戦の武将が闘う中でキャスティングボードを握るのが、まったく無能な小早川中納言というのも歴史の皮肉。結局は「人は義ではなく、利で動く」という家康の言葉どおりになった一戦。戦場を駆ける阿修羅達。リアルタイムで合戦を見ているかのような緊迫感。そして絶妙なラストシーン。山本氏の新作がもう読めないかと思うと残念だ。★★★★

  • アキ さん

    山本兼一の亡くなる直前の作品。岐阜関ケ原古戦場記念館にて現地で実際の布陣を目にしてから読んだので、一気に読み終えた。石田三成から始まり、リレー形式で各武将が登場し、徳川家康で終える。そこに架空の人物土肥親子を登場させ、武将同志の連携を伝える形式。著者自身が、がんに罹り自らの死を意識していたことを、小説の中で武将の死に託していたのかもしれない。大谷吉継が福島正則に託した手紙が印象に残った。みなさんに岐阜関ケ原古戦場記念館はおすすめします。https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/

  • 扉のこちら側 さん

    2018年191冊め。天下分け目の関ヶ原を複数人の視点から描き出す。語り手の人数が多く、それぞれの目線から見ることになる登場人物の多いこと。解説でも指摘された通り一方で散漫になってしまった部分もあるが、一方向から見るよりも臨場感は得られる。

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山本兼一

1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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