不毛地帯 第1巻 新潮文庫

山崎豊子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101104409
ISBN 10 : 4101104409
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
16cm,638p

商品説明

拷問、飢餓、強制労働・・・地獄のシベリアから生還した男。
商社マンの孤独な戦いを通じて戦後史を活写する記念碑的長編。


大本営参謀・壹岐正は、終戦工作に赴いた満州でソ連軍に抑留される。酷寒のシベリアで、想像を絶する飢餓と強制労働に11年にわたって耐え抜き、ついに昭和31年、帰還を果たした。その経歴に目を付けた近畿商事の社長大門の熱心な誘いに応え、第二の人生を商社マンとして歩むことを決意。地獄の抑留生活の傷も癒えぬまま、再び「商戦」という名の新たな戦いに身を投じる。 全5巻。

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読書メーターレビュー

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  • koba さん

    ★★★★☆

  • 優希 さん

    重厚な物語の幕開けです。満州でソ連に拘留され、シベリア送りになる壹岐。その様子がただただ苦しかったです。極寒の中、飢餓と強制労働させられる様子は残酷極まりないと思いました。11年という時間はあまりに大きく、その想像できない実態にただ呆然とするばかりです。しんどい描写が続きますが、読ませる圧倒的力は流石です。2巻以降も読みます。

  • zero1 さん

    前に読んだ作品を登録。大本営参謀が終戦後、シベリアへ抑留。帰国して商社マンに。モデルは瀬島龍三。あさま山荘事件で赤軍と対決した佐々淳行氏は彼のことをソ連のスパイと見ていた。

  • びす男 さん

    大本営参謀として終戦を迎え、ソ連の抑留を生き延びた主人公・壱岐正。帰還後に彼が身を投じたのは、日本経済を支える「商社」という新たな戦場だった■「企業には潔い玉砕なんか許されんのや」。第二の人生と呼ぶには、いささか過酷。年下の社員に教えを請い、商社の水になじもうとする壱岐の姿が印象的だった■もっとも、山埼の小説がそこで終わるはずがない。政治・社会的な伏線が所々に張られているのを感じる■軍事戦争から商売、貿易の戦争へ――。戦後日本史そのものを、著者は真っ向から作品にしようとしている。その度量に感嘆するばかり。

  • ユザキ部長 さん

    長い勾留も大局の流れの一部しかない。これからの展開がどうなるか楽しみ。

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人物・団体紹介

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山崎豊子

大正13(1924)年、大阪市生まれ。昭和33(1958)年、『花のれん』で直木賞受賞。平成3(1991)年菊池寛賞、21(2009)『運命の人』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。25(2013)年、逝去

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