お父さん大好き 文春文庫

山崎ナオコーラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167838485
ISBN 10 : 4167838486
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
追加情報
:
155p;16

内容詳細

恋人ではないけれどセックスはする会社の先輩と、セックスはしないけれどつきあっている30歳年上の上司との間で揺れる20代女性を描いた「手」(芥川賞候補作)。NHKラジオ文芸館で異例の話題となった、血のつながらない娘と暮らす44歳のサラリーマンが主人公の、「お父さん大好き」など4作を収録した新鋭の中短篇集。

【著者紹介】
山崎ナオコーラ : 1978年福岡県生まれ、埼玉県育ち。國學院大学文学部日本文学科卒業後、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞を受賞し、2004年に作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

     表題作を含む4編構成。86頁の中編【手】が面白い。75歳のジジイの硬くなった頭では理解しにくい25歳の娘・サワちゃんが主人公の話。天真爛漫で、オジサンの笑顔の写メを収集するオジサン好きで、オジサンの扱いに長けたサワちゃんの日常を、ナオコ―ラさんが愉しく可笑しく読ませてくれます。とかく「ダサい!」「ウザい!」と敬遠されているオジサン族は、「可愛い!」の言葉に素直に悦んでいいものか、ちょっと迷います。

  • いたろう さん

    (再読)表題作他、中短編全4編。この中の芥川賞にノミネートされた「手」が、映画「ちょっと思い出しただけ」がすごく良かった松井大悟監督によって、日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」の18禁映画の1作として映画化。その映画を鑑賞し、この小説って官能小説だったっけ?と思って再読をした。確かにセックスの場面はあるが、特に官能小説という訳ではなく、映画のそういうシーンは、ほとんど付け足し。映画は、ポルノでありながら、最後に父娘の感動の物語があったが、それも原作にはない付け足し。

  • ぶんこ さん

    世間の目から見ると、情けないおじさんばかり登場し、女性陣も共感できる人がいなかったにもかかわらず、心が揺さぶられたり、不愉快になることはありませんでした。さすがのナオコーラさんというべきか。「手」のサワちゃんの言動は理解できないけれど、ネットに公開された盗み撮りされたおじさんには同情する。自分の写真を発見した時の驚きを思うと気の毒。ナオコーラさん、醒めてるなぁ。

  • はるを@不定期低浮上中 さん

    🌟🌟🌟☆☆。2022年9月に映画化された【手】を含む4篇の短編集。とても読みやすいが面白いか?と問われると微妙。【手】映画もそうだったけど登場人物の誰にも共感は出来ず成り行きをただ読み終えただけってのが、正直な感想。ただ、根底に流れているテーマはフェミニズムなのかな。【笑うお姫さま】やっぱりフェミニズムがテーマなのかな。でも4篇の中では一番面白かった。【わけもなく走りたくなる】二十代前半でこういう気持ちになる事がちょいちょいあった。【お父さん大好き】やはりあまりピンとこない毒にも薬にもならないお話。

  • チアモン さん

    ページ数も少なく短編集のため。サクサク読めた。オジサンの笑顔を写メするのが大好きな20台のサワちゃん。サワちゃんの世界観は良く分からなかったけれど、先を読み進める手がとまらなかった。これからもナオコーラさんの作品を追い続けて行こうと思える作品でした。

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人物・団体紹介

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山崎ナオコーラ

小説家、エッセイスト。1978年生まれ、性別はない。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は、似ている人たちをカテゴライズする不思議さについて書いた「『源氏物語』浮舟論」。2004年に「人のセックスを笑うな」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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