エラー

山下紘加

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309029634
ISBN 10 : 4309029639
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
160p;20

内容詳細

思わぬ敗北。大食いクイーンの真の戦いが始まる。自らの“底”を追求する圧巻のフードファイト文学。

【著者紹介】
山下紘加 : 1994年、東京都生まれ。2015年、『ドール』で第52回文藝賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • machi☺︎︎゛ さん

    装丁からしてフードファイターの話だろうとは分かっていたけど本当にフードファイターの話だけだった。色々な苦労や特殊な訓練など、ただ食べるのが好きなだけでは務まらない所はちゃんとした1つの仕事なんだなと思ったけど、特に響いてくるものはなかったかな。食べ過ぎて背中まで広がった胃や胃が骨を押し上げるなど、読んでいてしんどくなった。適量を美味しく食べるのが1番!

  • utinopoti27 さん

    己の肉体のみを極限まで駆使して闘う。フードーファイターは、まごうことなきアスリートだ。本作の主人公・一果は大食い選手権4連覇中のクイーン。「底が知りたい」と願うストイックな精神性で、とことん自分を追い込む彼女を、作者は一切の観念性を排除し、あくまでも『肉の集合体』として描き通す。口の粘膜に肉が触れ、歯が肉を裂き、嚥下する。それは「ただ内側の空洞に、ひたすら流し込んでゆく作業」なのだった。限界はとうに超え、それでも闘争心をかき立て、肉の悲鳴に耳を塞ぎ続けた彼女の身に起きたこととは・・。一気読み必至の力作だ。

  • 吉田あや さん

    「底が見えた気がした」。フードファイターにとって一番恐ろしい瞬間ではないだろうかと思われる場面から幕を開ける。口内に溜まった唾液、強く波打つ喉仏、食物が口の粘膜に触れ、歯が裂き砕き、咀嚼され、体内で分解される。食物が消えていくかのように見事な咀嚼力で飲み込んでいくフードファイターの活躍するテレビが好きで、昔からいろんな選手を応援してきた。それは陸上選手や水泳選手、数多の才能を開花させたアスリートと同じく、フードファイターは沢山食べるという能力に突出しているアスリートだ。(⇒)

  • sayuri さん

    お腹一杯。読了後の満腹感が半端ない。主人公は常人離れした容量の胃袋を持ち、大食い大会番組を四連覇中の杉野一果。ネットとテレビで放送される『真王』では、その可愛い容姿と食べる姿から、視聴者に『大食い界のプリンセス』と呼ばれ人気を誇る。無敵かと思われた一果の前に突如現れたライバル。勝利する為にトレーニングを重ね、少しずつ壊れていく一果に狂気を感じるが、その食へのひたむきさには畏怖の念さえ抱いてしまう。大会の描写は凄まじい。「おかわりください」の様子が眼前に浮かんで来る。もうこれしか考えられないタイトルに脱帽。

  • ネギっ子gen さん

    グラビアアイドルなどで活動していた主人公・一果は、大食い大会で優勝したことから一躍有名になり、4年間無敵の大食い女王の座に君臨していたが、二次予選で、地味な(しかも食べ方が汚い)主婦の鉄仮面・水島に敗退……。リアルフードバトル小説。面白かった!<私は、私の底が知りたかった。おそらく、ずっとそう思ってきたのだ。隙間なく食べ物を詰め込んできた先に、恵まれた身体の奥行の先に、コントロールしえない領域まで達した時の自分の最奥部を感じたかった>フードアスリート・一果が、“食という自分探し”の末に辿り着いたのは――⇒

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山下紘加

1994年、東京都生まれ。2015年「ドール」で文藝賞を受賞しデビュー。22年「あくてえ」で第167回芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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