小鳥、来る

山下澄人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120052804
ISBN 10 : 412005280X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
208p;20

内容詳細

9歳のおれは、父を倒す日をじっと待っている―勉強ができるまーちゃん、毎日万引をするしらとり兄弟、学年一強い女子のしまだ、何度も車にはねられるたけし。笑えるのに切ない、小さな子どもたちの夏休み。

【著者紹介】
山下澄人 : 1966年、兵庫県生まれ。富良野塾二期生。96年より劇団FICTIONを主宰。2012年『緑のさる』で野間文芸新人賞を、17年『しんせかい』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • chimako さん

    装丁に騙された感じ。昭和の小学生の馬鹿話かと思って読み始めた。一文長い、ひらがな多い、日常茶飯事の虐待、だらしのない親、関西の小さな町の公園や商店。親に殴られ、女が来たら追い出され、何度も同じところで車にはねられる。それでも少年たちは平気な顔して暮らす。そこしかいきる場所はないからね。帯に「笑えるのに切ない」とあるけど笑えなかった。この芥川賞作家は全く合わなかった。残念。

  • ダミアン4号 さん

    時代は1970年前半だろうか…大阪の下町、貧困層/当時はどこも似た様な台所事情だった様な気もするが…短気で仕事が長続きしない父とそれを叱り飛ばす母、何を考えているのか(彼の頭では)よく判らない妹と小学生の自分…友達との悪ふざけ、叩いたり叩かれたり(親からも友達からも)、相手の言葉を執拗に繰り返す、テレビや映画の真似をしてみたり…自分が同じくらいの頃は本当、こんな感じだったなぁ…あの頃をノスタルジックに振り返るのではない…こうやって生きてた…淡々と物語る。読後…今、彼はどうしているんだろ?そんな事をふと思う

  • itica さん

    児童書なのかな?主人公は小3の少年。仕事の長続きしない父親。狭い一間のアパート暮らし。年下や年上の遊び仲間がいて、怖いガキ大将が幅を利かす。時代は昭和40~50年代だろうか。一部のお金持ちを除いてはまだまだ貧しかった。しかし貧しいけれど、今では手に入らない何かがあった、と思う。う〜ん、でも私には響くものがなかった。女だからかな。

  • けんとまん1007 さん

    どうしても昭和の時代の風を感じてしまう。その頃の、やんちゃでありながらも、どこかのんびりとした時代。小学校の低学年の子どもたちかなあ〜。やること、話すことも、つながるようで切れているようで・・・でも、続く。お互いの体温を感じる距離感がいい。

  • rosetta さん

    ★★✮☆☆ホノボノと軽いタッチで楽しそうな表紙とは全く違う内容で、ジャケ買いしていたら金返せと言いたくなるだろう。昭和の中頃(?)の関西(?)のどっか。底辺よりはちょっとマシな生活を送る小3の主人公が自動書記のように取り留めもなく日々を語る。内容は特になし。下流のサザエさん。これだから芥川賞を取るような作家はよう(;-ω-)ブツブツ。ひらがながおおすぎてよみにくい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

山下澄人

1966年兵庫県生まれ。富良野塾二期生。2012年『緑のさる』(平凡社)で第三四回野間文芸新人賞受賞。2017年『しんせかい』(新潮社)で第一五六回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品