基本情報
内容詳細
大正時代、フェミニズムを説き、アートを説き、女であることを諦めなかった一人の芸術家がいた。男性中心主義の美術の世界で筆をとり、また10代で参加した『青鞜』誌上では女を愛し、バーや遊郭を見学し、その自由奔放なふるまいから猛烈なバッシングを経験。その後、妻として、三児を育てる母として、社会を見つめ続けた。
目次 : 第1部 創作―私は太陽をみてゐる(息の動き/ 浅草から帰へつて(らいてうに)/ 断章5つ/ 私の命/ 草と小鳥と魚と神様/ 貧しき隣人/ 神さまが腹をたてた話)/ 第2部 随筆―私は―やっぱり女です(告白/ 或る夜と、或る朝 ほか)/ 第3部 評論―新しい女は瞬間である(新しい女は瞬間である/ 現代婦人画家の群に寄す ほか)/ 第4部 インタビュー―芽をこぼし飛び散らして(謂ゆる新しき女との対話―尾竹紅吉と一青年/ 富本一枝先生をおたずねして)/ 解説(祖母のこと/ 解説 今日の芸術家としての尾竹紅吉/富本一枝)
【著者紹介】
足立元 : 1977年東京都生まれ。日本近現代の美術史・視覚社会史を研究。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、同大学大学院美術研究科博士後期課程修了。現在、二松學舎大学文学部国文学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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