第七官界彷徨 河出文庫

尾崎翠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309409719
ISBN 10 : 4309409717
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
尾崎翠 ,  
追加情報
:
15cm,189p

商品説明

人間の第七官に響くような詩を書きたいと願う少女・町子。分裂心理や蘚の恋愛を研究する一風変わった兄弟と従兄、そして町子が陥る恋の行方は? 忘れられた作家・尾崎翠再発見の契機となった傑作。

内容詳細

七つめの感覚である第七官―人間の五官と第六感を超えた感覚に響くような詩を書きたいと願う、赤いちぢれ毛の少女・町子。分裂心理や蘚の恋愛を研究する一風変わった兄弟と従兄、そして町子が陥る恋の行方は?読む者にいまだ新鮮な感覚を呼び起こさせる、忘れられた作家・尾崎翠再発見の契機となった傑作。

【著者紹介】
尾崎翠 : 1896年、鳥取生まれ。女学校時代に「文章世界」へ投稿を始める。故郷で代用教員となった後、上京。日本女子大学在学中、「無風帯から」を発表。同大学を中退後、文学に専念し、「アップルパイの午後」「第七官界彷徨」などを発表。32年、病のため帰郷、その後音信を絶つ。戦後は一時、行商をしていた。69年、「第七官界彷徨」が再発見された後も執筆を固辞。71年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    タイトルから幻想文学を想像していたのだが、そうではなく昭和モダニズム文学の範疇に属するようだ。リアリティがあるといえばある、またないといえばないような一種不思議な閉息空間を舞台に、町子たちの、これまた一風変わった日常が描かれてゆく。なお、「第七官界」は町子の未だ実現しない詩の彼方に庶幾されるもののようだ。

  • 蓮子 さん

    私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩を書いてやりましょうーー人間の五官と第六感を超えた感覚に響くような詩を書きたいと願う町子の恋愛の行方と、分裂心理や蘚の恋愛を研究する兄弟と音楽受験生の従兄との暮らしを描く。出てくるモチーフのせいか、どことなく幻想的な雰囲気を纏った作風で、読んでいると何とも形容し難い不思議な気持ちになります。「第七官」がどんなもであるか本作では明かされないけれども、本書を通じて感じたそれが「第七官」なのかもしれません。尾崎翠さんの他の作品も読んでみたいです。

  • YM さん

    お気に入りさんの感想に興味を持って。不思議な本だわあ。日常のようなそうでないような、ちょこっと変わった人たちのオフビートなお話。そもそも第七官がよく分かんないから、答えらしいものはないんだけど、思春期の鋭い感性で起きる化学反応みたいなもんだろうか。んー、分からん…からおもしろい。。タイトルかっこいい。

  • tototousenn さん

    ☆5.0 私の赤髪は臍曲り独り言をつぶやく。 たとえ仰向き宙をながめていても ほんとは俯向き井戸をのぞいてる。 第六感をとびこし第七管に共鳴する 片恋の詩(うた)の薫りが聴こえる。 洋琴の鍵盤を彷徨うは 雌蘇(めごけ)の泪と垣根の蜜柑のレトロニム。

  • kishikan さん

    世の若者たちよ、昭和モダンの雰囲気を味わいのであれば、是非この本を手にとりたまえ。大正から昭和初期は、日本の女性達が様々な形で輝きを増し始めた時期。そうした中、ひと時きら星のような輝きをみせた作家が尾崎翠。彼女の境遇はさておき、当時少女文学というカテゴリに入るこの作品も、タイトルといいストーリといい、現代の文学界であればなんと感性に訴える内容であることよ。物語は、一軒の家に同居する一人の女性と風変りな3人の兄弟・従兄達の摩訶不思議な日常を描いたものだが、その絶妙な感性に感服しきり!映画も見てみたいな。

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