夜よりも大きい Little More真夜中BOOKS

小野正嗣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898152980
ISBN 10 : 4898152988
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
202p;19

内容詳細

真夜中になると泣き声が聞こえてきた。崩れ落ちてくる世界全体を受け止めた小さな者の姿を描き、災厄に砕かれた生のかけらを掬う。圧倒的な密度でうねりくる文学体験。カバー裏に「「大きな音」フランス語訳」掲載。

【著者紹介】
小野正嗣 : 1970年大分県生まれ。2001年『水に埋もれる墓』で朝日新人文学賞、2002年『にぎやかな湾に背負われた船』で三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • (C17H26O4) さん

    題名もない夜の森を手探りで彷徨ってたどり着くのはどこ。わたしに尋ねた声の主は誰。触れるのは圧倒的な存在感を持つ実体のない何か。支配するのは恐怖とも不安とも違う、寧ろ生々とした闇でできた産着に包まれるような、ねっとりとした甘い温もり。あの大きな音が変えた。何を。記憶たちがとめどなく流した黒い液体は焼く。何を。森で砂漠で瓦礫の街で子宮の中で。夜よりも大きいそれは優しいのだろうか。私たちに?子供たちに?母親に?胎児に?世界に?

  • いのふみ さん

    メルヘンチックなのに、現実で、ちょっとダーク。

  • Kaname Funakoshi さん

    森と柵と親と子と子供達の短編集、あるいは詩集。

  • ゆうやけPC さん

    悪夢の塊のような本だった・・・ゆめにっきの様な

  • なめこ さん

    どこの誰だかも分からない人たちからこぼれ落ちた叫びともささやきとも笑い声とも泣き声ともつかないばらばらのかたまりがおおきな津波のように押し寄せてきて飲み込まれる。不思議なリズムで人を酔わせる描写。そして夜の底の底に引き込まれるような見事な装幀。とてもお気に入りの一冊になった。

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