発達障害の子どもを理解する 集英社新書

小西行郎著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206166
ISBN 10 : 4087206165
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
18cm,206p

内容詳細

近年発達障害の子どもが急増しているが、その原因は子どもにあるのではない。少子化など社会変化のなかで、大人の「子どもを見る目」が変化したのだ。発達障害児の発達を、胎児期から検証する。

【著者紹介】
小西行郎著 : 1947年香川県生まれ。京都大学医学部卒業。同志社大学赤ちゃん学研究センター教授。日本赤ちゃん学会理事長。オランダ留学、福井医科大学小児科、東京女子医科大学教授を経て現職。小児神経専門医として障害児医療をライフワークとし、診察・発達相談・講演会活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さおり さん

    その昔、福井で活躍されていたお医者さんの本。残念ながらお会いしたことはないが、お噂はかねがね、という感じだったので、1度著書を読んでみようと思っていたの。大切なことが、とてもわかりやすく書かれている本だった。私も最近やっとそれに気づいたんだよ!みたいなことがいろいろあったが、書かれたんは2011年・・・私、流行遅れな感じ。私が大好きな応用行動分析は、全否定だった。でも、わかるんだ。どっちの主張ももっともなんだよ。もっともっと勉強して、こどもたちの今日と明日を守りたい。

  • ゆう。 さん

    僕は医学的なこと、心理学的なことはわかりません。ただ、発達障害を正しく理解していくことが大切だし、今ある社会にただ適応させること(学校などの適応も含め)は違うと感じています。その子がその子らしく生きるために様々な療法はあるのだとも思います。この本は、一つの考え方が示されていましたが、子ども理解から入ろうとする点はとても共感できました。自分が発達障害のグレーゾーンにいるためより興味をもったというのもあると思います。

  • mana さん

    「発達障害」と決めつけるのは簡単だが、それ以上に、その子が適応できる環境づくりが必要だと。「困った行動」というのは、あくまで大人の目線。子供が発してるメッセージをじっと待つことが大切。また、誰のための診断、療育なのか?。グサリと刺さる部分が多い。社会が効率や協調性を重要視するために、発達障害が目立つようになり、レッテルを貼られるようになった。グレーゾーンの人が増えたのもそういうことだろうと思う。学校や社会の中で、区別なく人と関わり成長するというのは、障害の有無問わず大切なことだと感じる。

  • てるみ さん

    それぞれの障がいについて分かりやすかった。覚えるまではまだまだだけどぱらっとめくって参考にしたい。理解や治癒は難しく、子どもが何を見てるのか教えて?という態度が大事だと思った。

  • akagiteaching さん

    よい意味で医者らしくない本。「子どものことや障害のある子を持つ親の気持ちはわからない」というわからなさを自覚し,だからこそ子どもや親に学ぶという姿勢。このように言える小西先生の出自が気になるくらいよい本だった。おそらく原点が,障害のある親子の生活の中にある気がするのだけど,どうなんだろう?あと,「ほめて育てば自尊感情がつく」というありがちな言説に強烈な批判も。大事なのはほめるか叱るかではなく,子ども自身が,手ごたえを感じているのか,反省の芽があるかを見つめることだ,という意見に拍手喝さいしました。

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小西行郎著

1947年香川県生まれ。京都大学医学部卒業、同大学付属病院未熟児センター助手、福井医科大学小児科勤務の後、オランダ、フローニンゲン大学で発達行動学を学ぶ。埼玉医科大学小児科教授、東京女子医科大学教授を経て、2008年から同志社大学赤ちゃん学研究センター長/教授。2001年日本赤ちゃん学会を創設、20

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