小澤征爾 / 村上春樹

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小澤征爾さんと、音楽について話をする 新潮文庫

小澤征爾 / 村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101001661
ISBN 10 : 4101001669
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
467p;16

内容詳細

小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤征爾/著 村上春樹/著

指揮者はタクトを振るように話し、小説家は心の響きを聴くように書きとめる。

第11回 小林秀雄賞 受賞


「良き音楽」は愛と同じように、いくらたくさんあっても、多すぎるということはない――。グレン・グールド、バーンスタイン、カラヤンなど小澤征爾が巨匠たちと過ごした歳月、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの音楽……。マエストロと小説家はともにレコードを聴き、深い共感の中で、対話を続けた。心の響きと創造の魂に触れる一年間にわたったロング・インタビュー。

【著者紹介】
小澤征爾 (1935-2024) : 1935(昭和10)年、中国の奉天(現・瀋陽)市生れ。成城学園中学校・高等学校を経て桐朋学園で斎藤秀雄に指揮を学ぶ。’59年、仏ブザンソンのオーケストラ指揮者国際コンクールで第一位獲得。ボストン交響楽団音楽監督、ウィーン国立歌劇場音楽監督。2008(平成20)年、文化勲章受章。現在、水戸芸術館館長。サイトウ・キネン・フェスティバル松本総監督、小澤征爾音楽塾塾長などを務める

村上春樹 : 1949(昭和24)年、京都市生れ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『1Q84』(毎日出版文化賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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小澤征爾さんと村上春樹氏の対談集。 音楽...

投稿日:2021/04/25 (日)

小澤征爾さんと村上春樹氏の対談集。 音楽の造詣深い村上氏の紹介するCDやレコードを聴き比べ、小澤さんが色々と話す。村上氏の文章が秀逸なこともあり、どんどんと引き込まれていった。にわかハルキストになりそう。また紹介されたCDを聴いていきたい。 小澤ファンも村上ファンも必読!村上氏の読みやすい文章にも引き込まれます。

ヤックン さん | 岡山県 | 不明

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2人のことを好きかどうかは関係なく、クラ...

投稿日:2021/04/09 (金)

2人のことを好きかどうかは関係なく、クラシック音楽を好きな人にとっては面白い対談だと思う。村上春樹が出しゃばり過ぎることなく、小澤征爾の話をうまく引き出してしており、小澤征爾の来し方行く末を辿ることにより、クラシック界の現代史もちょっと理解できた気がする。

いえつん さん | 東京都 | 不明

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この組み合わせの対談は奇跡的で貴重だと感...

投稿日:2015/04/19 (日)

この組み合わせの対談は奇跡的で貴重だと感じました。指揮者も小説家も不思議な職業ですが、このおふたりに限らず作品や名演を創造する職業の厳しい世界が見えてきます。凡人には経験できない世界を疑似体験させてもらったような気分です。

テリーヌ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    春樹さまのクラシック音楽の知識に冒頭から圧倒される。「あくまで門外漢」と言いながらも、世界のオザワとの見事な会話のキャッチボール。世紀の指揮者の成り立ち、音楽との向き合い方、果ては彼の交友関係まで丸裸にしてしまう。わたしがクラシックのコンサートに通っていた当時、「バーンスタイン最後のコンサート」というチケットを取ったはいいが、彼の健康状態悪化のためキャンセルになったんだよなぁ、なんてことを思い出しながら読み終えた。次はここで取り上げられた作品をじっくりと聴き込みながら、再読したい。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    新潮百冊】指揮者の小澤征爾の娘と村上春樹の妻が仲が良くて実現した対談。どちらが好きな人でも、為になる話が多い。指揮者と交響楽団についていろいろ分かる。バーンスタイン好みなので興味深かった。蓄音機愛好家のための話ではないとのこと。できれば話題になっている曲を聴きながらだと納得感が増える。サイトウキネンは余り聞いたことがないので聴きながら再読したい。音楽CDが愛知県内の図書館でに9カ所もあることを知る。残念ながら近くにない。対談CD(DVD)があるといいかも。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年1216冊め。もう目次の段階で好きな曲ばかりでそわそわしてしまった。大半は知っている曲の、聴いたことがある指揮者/奏者の話で「そうそう」「そうなのか」等々、楽しんで読めた。高校時代はグールドにはまっていたのを懐かしく思い出した。あの頃は(親のお金で)音響もこだわったなあ。

  • はたっぴ さん

    グラミー賞を初受賞した小澤征爾さん。闘病から復帰し、80歳での受賞とのこと。このメモリアルを胸に刻みたくて手に取った。村上さんとの対談ということで楽しみに読み始めたのだが、ただならぬ面白さだった。村上さんによる導入部分と後書きが小説の一節のようで印象深い。そこに小澤氏の音楽熱が相俟って極上の対談集となっている。小澤氏が「○年の○○の演奏が…」と言うと、村上さんがガサゴソと自分の棚を探して魔法のようにそのレコードを取り出すのがおかしかった。村上さんの巧みなインタビューでエピソード満載のお宝本となっている。

  • ケイ さん

    単行本を2ヶ月前に読み、今回はCDをBGMにさらっと読むつもりが、結局読み耽ってしまった。今の小澤さんは、エネルギーを自分の活動だけでなく若人の育成にも向ける。指揮者であるからか、グループ相手にだから、さぞかし体力と精力を使われるだろう。それを春樹さんが心を痛めているのがよくわかる。CDの聴き比べは、春樹さんの語ることに注目した。文庫の特典は、2013年の「厚木からの長い道のり」。二人の讃える大西順子さんがもっと活動と仕事を両立できるようにこの本はきっと助けになるはず。最後の写真の春樹さんの顔がいい。

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